●ピカソ@ベラジオ の憂鬱
大全で「ピカソ」の話題をとりあけた際に、 「予約が取りにくいことで有名。最優先は、ベラッジオのカジノゲスト、 次にベラッジオの宿泊客、その次がミラージュグループ(ミラージュ・トレジャー・ベラッジオ)の宿泊客。 それ以外の予約はまず無理だろう。」との記載がありました。しかし、わがNYNYが属するMGMグランドグループがミラージュグループを買収したという状況下で、 「カジノホスト経由なら予約を取ることが可能かもしれない。ダメ元でいっちょう、お願いしてみるか」ってなことになりました。 都合の良いことに(ゴメン!)ちょうど嫁さんの誕生日が9月○×日だったので、ホストへのメールに 「嫁さんの誕生日にディナーとショーに連れて行きたい。ついては、ピカソとミテスィアの良い席の予約をお願いできないだろうか?」 と情に訴えることにしました(メールの場合は、翻訳ソフトが使えますから、少々込入った内容でも大丈夫 (笑))
その後、「食事の提供は続いているが、絵が無くなったということを知っているか?」とか
「○×日は無理だが、他の日にするか?」といったうじゃじゃしたやり取りの末(「取れないなら、取れないで、そう言ってくれたらいいのに」
なんて思っていましたが、BBさんは努力してくださっていたようです。)、ようやく出発数日前に予約が確定しました。それが、到着日の午後6時(ピカソ)
と10時30分(ミスティア)。「到着日当日ってのは、ちょっときついけど、
LAS到着予定が午後1時19分だから余裕だね。レンタカーでぐるっと回って、NYNYにチェックイン後、シャワーを浴びて、
ピカソへ行けるね。」と夫婦で話していたというのに…何が何が…そうは問屋が卸さなかったということでありました。
結局、NYNYにチェックインして、部屋に入ったのが、
午後5時55分。予約に遅れることは確定です…。すぐさま、ピカソに電話。「飛行機が遅れて、予約の時間に遅れそうだ。」というと、
「解りました。もう、部屋に着いておられるんでしょ。数分後にお会いしましょう。お待ちしております。」とのこと。えっ?数分後?って、
ベラッジオに泊まっていると思ってるのかな?まぁ、いいや。さぁ、大変だ。急がなきゃ。服を着替えて。と、
先ほどフロントでもらったメッセージの紙片を見ると。「MARIE FROM BELLAGO RESTAURANT PLS CALL
CONFIRMING DINNER RESV.630P FOR 2PEOPLE」と書かれていました。なぁ~んだ。
「予約は午後6時30分になってるんだ。なんとか間に合うよ!」 ちんたら、レンタカーなど運転してられない。タクシーじゃぁ~それ急げ。
というわけで、ピカソに到着したのが、午後6時32分。受付に向かうと、
「お客様は遅れられましたので、ダイニングルームの方をご用意できません。なんちゃかんちゃら」とのたまう。えっ?えっ?と思っていると、
女性マネージャらしき人が、男性を押しとどめて、「ファイン。どうぞ、こちらへ」と外のテラスへと連れ出していったのでした。
「どうする?いくちゃん。外で食べさせられるなら"No Thak you"
って言うなら、今のうちだよ。でも、
BBさんに無理言ってとってもらったこともあるしなぁ…席が空くまで、待つっていうのも、10時30分からミスティアがあって、
その1時間前にチケットをピックアップしなければならないから…時間がないね。」「まぁ、しょうがないね。
腹立つけど。」「遅れるって電話したのが、やぶへびだったのかなぁ…」と言っているまに、食前酒のオーダーをとられ、
フォークなどのセッティングもされていったのでした。食事のサーブをしてくれるお兄さんは、
すこぶる感じのいい人なんだけどなぁ~。
「どちらのホテルに滞在されていますか?」とお兄さんは尋ねました。「うっ!ホテルがミラージュグループじゃないから、
差別されてるんだよ。
きっと(泣) このテラスはダイニングの席が確保されるまで食前酒など片手に待つところだよ。それで、お兄さんは、
宿泊ホテルを聞いたんだよ。」とは嫁さんの弁。もう、すっかり疑心暗鬼の世界です
(苦笑)
ただ、この時期は、日中は暑いですが、夕方になってくると、
だいぶ気温が下がりジャケットをきていても、そんなに暑くは感じません(でも、帰るとき中へ入ったら、
やっぱり中の方がクーラーが効いていて涼しかったぞぉ~。)
目前で繰り広げられる噴水ショー、そのバックはもちろんパリスとアラジン。キレイ…。その上、
悔しいことに食事は絶品。
「ピカソは大嫌い!」
と思いながらも「でも、美味しい。
でもキレイ」と、なんとまぁ、
夫婦ともども複雑な心もちでした…(汗)
食前酒のオーダー(ミサキさんに習って、 「ベリニ」 をオーダーしたのですが、発音悪くて通じない…汗 ビリニって感じなんですね。あはは(汗) お味ですが、 お子ちゃまな嫁さん(「のどが渇いている時に、1杯のビールは確かに美味しいとは思うけど…」と言うような、 アルコールはからきしの人ですから… アルコールの味がするのはだめなんでしょうね…)、不評でした。「甘くない!」ですって(笑) 私は、 グラスシャンパンとビリニの残りをいただきました。美味…)の後、パンが運ばれてきました。パンでおなかが膨れたら、 なんのことやら解らないので(笑)、ちょろちょろっとかじっただけですが、三角形のにんにく風味のおせんべいのようなもの (何と呼ぶんですかぁ~誰か教えて!)が美味しかったです。
まず、最初の皿は、前菜。
ちょっと記憶が薄れているのですが…汗、カにのサラダ仕立てだったと思います。周りの赤いのは、プルーンとかスモモ等のすっぱい果実を加熱したものです。最初から、
美味しい。怒りの虫は、まだまだ動き回っているものの、美味しさについつい許してしまいそうになります(笑)。
お次の料理は、ホタテです。
グリルしたホタテにソースがかけてあって、これも美味い。ともすれば、ホタテの場合、海鮮臭さか出てくるものですが、
まったく生臭さはなく、といってジューシーさはそのままにした料理法。
3皿目は、フォアグラのソテーです。なんと、フォアグラ単体で、まったく生臭さを感じさせないお味です。フォアグラ自体、しつこいので、
普通は、これくらいの量になるともてあますことが多いのですが、それほどしつこい感じもせず、ぺろっといってしまいます。
そして、最後に出てくるのが、
ラム (こちらは魚との選択になっていたと思います)。もう、ここまでくるとお腹がふくれてきています(汗)でも、
やっぱり、 するっと食べちゃうんですよね(笑) こちらも、柔らかくそしてラム特有の臭みは全くなし。
お皿も熱々に熱してある。 サーブするお兄ちゃんが熱がっておりました…(笑)美味しくいただきました。フォアグラ・
ホタテの印象に比べれば、普通…かな (笑)
お腹も十分くちくなって、噴水ショーも4パターンほど鑑賞して、
デザートです。デザートメニューも撮影してきたのですが、暗かったのでブレブレ。文字が判読できないので、画像はなしです…汗。
私が注文したのが、バナナのタルト。上にアイスクリームが乗っててなかなかの美味しさ。食べかけの画像で申し訳ありません(謝)。
嫁さんの注文は、
チョコレートなんたら。
外側がスポンジケーキになっていて、
それを崩すと中から溶けたチョコレートがトロリと流れ出してくる。「チョコレート好きの方へ」とメニューに書かれていましたが、
結構甘い。甘々でした…汗これは、もう一つかな?あわせて、コーヒーをお願いすると、10個くらいの小さなチョコレート?(私は、
食べてないので解りません。もう、お腹がいっぱいで…。どうも、「お腹がいっぱい」という表現を連発しているので、
多いと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、アメリカ的な量ではありませんでした。
日本でいただくフランス料理と同じぐらいですね。私たち夫婦は、ダイエット月間だったもので(笑)、
胃が小さくなっていたのでした。)
ぜんさんが、「テラスでの食事は、
なかなか経験できるものではない」と慰めてくださいました。まっ、いろいろ経験させていただものとして、善しとするかぁ~。
でも、ピカソに行って、
ピカソの絵を見れないのでは、
何のことやらわかりまへんなぁ~(泣)いやいや、1枚だけは見ることができました。それが、左の画像。
中央上部にぼんやりと浮かんでいるのが、ピカソの絵?だと思います(泣)。思いっきり、
ピカソの悪口を書いてやろうと思っていたのですが、なにやら、誉めているようなかんじなので、この辺でやめておきましょうか…。
「ゆうさん」からの情報('01Mar)
私が行ったときは、前菜がうまく説明できないのですが、 フランスパンにパテのような物がのってるもので、2品目はロブスターのお料理でコーンポタージュのゼリー寄せ?(激ウマでした!) が添えてありました。3品目はkokosanの旅行記と同じホタテのお料理で、フォワグラとラムも旅行記と同じでしたよ。 kokosanの旅行記を読んでデザートは絶対バナナのタルトを頼もうと思ってたのですが、メニューにのっていませんでした・・・ (掲示板への投稿から転載させていただきました。'01Apr22)
ピカソのメニュー: $79.50コースメニュー $89.50コースメニュー