●最後のノースウエスト 9.11テロの影響
あの惨劇から一週間、信じられない一瞬を何度も何度もプレイバックして見せられながら、 帰還予定をどうするか考えました。しかしながら、夫婦でいろいろと話し合って、「再度のテロ事件がなく、 NWが飛ぶかぎり予定通り帰還する」という結論に到達するまでにそんなに時間はかかりませんでした。 平和ボケだの能天気だのいろいろとご意見はあるかとも思いますが、それぞれが自分で考えて結論を出すべき事柄だと思いますので、 結論に至る過程は敢えて書かないことにします。
今回は、我々にとって最後のノースウエスト利用(このあたりの顛末はこちらを参照)となるため、いままで貯まったマイルで往復UGをしておりました。 国内便についてもNW02/01を利用してこちらもマイルでのUGをおこっなておりました。E-ticketで発券しているため、 UG結果を反映させるために再発券(リイシュー)する必要があり、予約課のお姉さんも「送ります」ということだったのですが、 なかなか手元に届かず、何度か予約課に問い合わせたのですが、結局出発日までにリイシューされませんでした。
さらには、事件後国内便のNW02/01が運行中止になってしまったという情報を得て、 予約課に確認すると「接続が悪くなって申し訳ありませんが、アメリカウエストの便に振替えになっております。 UG分も含めて予約に反映されておりますので、関空でのチェックインの際に往復の振替え便のチケットを受け取ってください。なお、チェック・ インは出発時刻の3時間前にお願いいたします。」とのことでした。しかし、事前に問い合わせなかったら、 関空のチェックインまで振替えのことを知らず、さらにUGによるファースト席にはならなかったんでしょうかねぇ…(汗)
なお、この際にPCの機内持込についても尋ねたのですが、予約課のお姉さんは、「そうですね、 そういう規制はありえますね、しばらくお待ちください」といって数分後「本社のほうから通達がありまして、 機内に持ち込むことはできなくなっております。預け荷物のほうに入れてください」とおっしゃいました。しかしながら、 その返答ぶりに、どうも納得がいかず、ほりさんからも「スーツケースに入れるのはよしたほうが良い」との助言をいただき、 ダメ元で中央突破をはかりました(笑)結果は…。関空・ベガス・ ロサンゼルスともに手荷物検査でもまったく問題なく持ち込むことができました。いったい、あの情報はなんだったんでしょう~。
● 関空チェックイン
さて、いつもより1時間早く、3時間前に関空でチェックイン。預け荷物のX線検査でも、 われわれの前の女性客の方が、スーツケースを開けてチェックをされていました。我々は問題なく通過。 NWのチェックインカウンターはがらがら。カウンターのお姉さんは、「申し訳ございませんが、 国内便の方のNW01/02便がキャンセルとなっておりまして…」とおっしゃるので、「事前に聞いております」と答えると、 説明はそこまで。往路のチケット(NW26便とHPの振替え便)のみ渡されるので、 「復路の分はリイシューしなくて良いのですか?」と尋ねると「ええ、そのままのE-ticket (メールをプリントアウトしたもの)で結構です。」と、予約課のお姉さんがおっしゃっていたチケットはいただけなかったのです。ところが、 このせいで復路マッカラン空港において、アメリカウエストのチェックインカウンターのお姉さんに「予約が入ってないわよ!」 と言われ冷や汗をかく羽目になったのでした…(汗)それにしても、 振替え便の確認は紙に書いたものを渡してくれないってのは不親切ですよね。さらに、往路振替えのアメリカウエストの席について 「こちらのコンピューターから並びの席に指定しようと試みたのですが、通りません。 ゲートのカウンターで直接シートの変更をおっしゃってください」とおっしゃる。「解りました」と答えたものの、 「え~っと同じ列にしてくれってのは英語でなんていうだっけ…」と、出発前から英作文…(汗)ノースに乗る以上は、 その程度の英語はしゃべれなければならないってことなんだろうか…(汗) ノースはもう使わないからいいけど…
● 搭乗
関空自体、警備員の数が多いこと以外、特に通常と変わった様子はみられませんでした。 嫁さんが、トイレに入っていたときに、女性警備員が入ってきて、びっくりしたと言っておりました。ただ、 全体的にツアー客の数が少なく、またラウジ飛鳥にも東洋系の客は数名しかいませんでした。左の画像のように、 ゲート前の搭乗待合座席もガラガラでした。
搭乗口では、チケットとパスポート及びPhotoを確認。さらに、ゲートから航空機の搭乗口までの間で、 大きな機内持ち込み荷物をもっているお客さんは、中身を全部出してチェックされていました。また、今までにないことですが、 搭乗口前には警備員が3名もいたので、驚きました。面倒という印象より、この時期、厳重にやってくれれば、 厳重にやってくれるほど安心だという気持ちのほうが強かったですね。