2003年09月26日
●ピカソふたたび (Picasso) @ベラッジオ(フランス料理)
ピカソに関する詳細は下のベラッジオのサイトに記載されています。
http://www.bellagio.com/pages/din_picasso.asp
メニューについては、こちら。
http://www.bellagio.com/pages/din_menu_picasso.asp
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「ピカソふたたび」
2000年の9月に利用した際に、心に深い傷
(笑)を負ったため(「ピカソの憂鬱」 参照)、以後足を向けなかったピカソでありますが、
3年ぶりに行ってまいりました。
今回は、予約時間に遅れないように時間丁度にまいりました。当然のことながら、室内へ案内されて「ああ、 これがピカソの絵(陶板を含む)なんだ…」と前回は窓ガラス越しに見た絵を感慨深く鑑賞させていただきました。とは言え、 ピカソの絵画のファンではない我が家にとっては「ふ~ん」 という程度のことなのですが…(汗)
初めて入った屋内(汗)は、やや薄暗い感じ。午後7時だと6割方の入りという感じでしょうか。見たところ、 日本人の多いこと、多いこと。ベラジオはもともと日本人密度が高いホテルではありますが、ピカソの日本人密度も高いですね (汗)
憎たらしいけど美味しかった3年前の料理と比較する意味もあって、 今回もプリフィクスコースをいただきました。
スモークサーモンとクリームチーズですが、
チーズ臭くなく、燻製の具合もほどよく美味しかったです。
Peekytoe Crab Salad with Apple-Champagne Vinaigrette
Peekytoe
Crabというのがどういうものかわかりませんが(汗)簡単にいえばカニのサラダです。 カニのほぐし身のかたまりと野菜にフルーツ。カニ・エビ好きの我が家にとっては、
サラダというよりもメインですねぇ~(笑)非常にさわやかな味の一皿です。が、逆に言うと、
あまり記憶に残らない味付けとも言えなくはないですね(汗)
Roasted U-10 Day Boat Scallops
with Potatoes Mousseline and Jus de Veau
U-10 Dayがなんのこっちゃ解りませんが、これまた簡単に言うと、 マッシュドポテトの上に焼いたホタテの貝柱が乗っかっているというものです。3年前にも書いたとは思いますが、 焼き加減が絶妙なんです。 キチンと火は通っているにもかかわらず焼きすぎにはなっていない。 素材が良いのか、貝柱の甘みがほんのりとします。ソースの味も良いです。
Sauteed Foie Gras with Dried Organic Sour Cherries
こちらのメニューではサワーチェリーとなっていますが、当日のメニューでは焼いたイチジクとなっておりました。これまた3年前に書きましたが、このファグラはすこぶる美味しい。
我が家がピカソの冷たい仕打ちにもかかわらず、
再度訪れたのはこのフォアグラをもう一度食べたかったからと言っても言い過ぎではありません。
「あのフォアグラは美味しかったわねぇ~。でも憎そいからもう行かない。
」と何度も繰り返していた嫁さんが前言を翻していくことになったのですから(笑)ピカソの料理全体にいえるのですが、
非常にサワヤカな味なんですよね。フォアグラといえば、
アヒルの脂肪肝なので脂っこいはずなんですが、非常にあっさりしています。
Sauteed Filet of Canadian Halibut with Purple Peruvian Potatoes Carpaccio and Mushroom Duxelle
最後のメインディッシュについては、こちらの魚か次の羊肉かいずれかをチョイスすることになります。魚は同行者が注文したので、
詳細はわかりません(汗)。カナダ産のカレイの切り身のソテーになっています。
Aged Lamb Roti with Crust of Truffles and Au Jus
骨付き羊肉です。これも柔らかいし、羊肉特有の臭みはまったくしません。 美味しいことは美味しいのですが、ただ、ホタテ、フォアグラの後では、感動するほどのお味ではない(汗)というのが正直な感想です。
【デザート】
3年前は胃が小さかったのか、デザートに至るころにはおなかが一杯になっていたのですが、
今回は十分デザートが入る余裕がありました(汗)こちらがデザートメニュー
Warm Chocolate Fondant
嫁さんは、前回と同じく Warm Chocolate Fondant を注文しました。右の画像奥の黒いものがケーキで、中から暖かいチョコレートが出てきます。私も少しご相伴に預かりましたが、 前回と同じく美味しゅうございました。手前の茶色のがピーナツパターアイスクリーム…。これはゲロマズ(汗) ピーナッツバターを冷たくしただけです。甘い、甘い…。
Strawberries
私は、Strawberries を注文しました。 イチゴのソース(甘くはない)にイチゴのスライスが並び、その上にバニラアイスクリームが乗っかっています。嫁さんは、 「すっぱい!」と一口食べてやめてしまいましたが、チョコレートの甘さに舌が慣らされていたためでしょう。私は、 イチゴの酸味とアイスクリームの甘さがうまく調和して、美味しいと思いました。
【総括】
ピカソの料理は、素材の旨みをいかしながらサワヤカな味にまとめてあるというのが、私の意見です。 スタッフの対応を含めたお店の雰囲気(ドレスコードとしては要ジャケット)、料理はコストパフォーマンスが非常に高いと思います。なお、 代金はMGMの部屋付けにすることが可能でした。
今回は、噴水から一番離れた壁側のテーブルでしたので、噴水は窓ガラス一杯の水しぶきにしか見えませんでした(汗)
噴水を楽しむなら3年前のテラス席かな?(笑)ちなみに、テラス席は
「プライベートなんちゃら」という表示がされておりまして、結婚式後とみられる家族が使用しておりました。
●パール 珠(Pearl) @MGM (中華料理)
「Pearl 珠」の詳細については、こちらのMGMのサイトをご覧ください。
MGMに移ってからは、到着日と最終日の2回必ず利用するようになってしまいました。だいたい、 好みの料理は一緒なので、こちらで紹介するものが減ってきているようです(汗)
「マンゴーシャーベットが特注になってしまった顛末」
大のマンゴープリン好きの嫁さんは、日ごろから「Pearlでマンゴープリンを食べたい」との野望を抱いていました。ところが、 英語力の乏しい夫は、それを伝えることができませんでした(汗)。今回同行していただいたゲストは英語がしゃべれるので、 嫁さんは自らの野望の実現にチャレンジしたのでした。
「メニューにはないけれど、マンゴープリンはできる?」
と同行者が問うたところ、お店の兄ちゃんが、不用意にも「予約してくれたらできます」と冗談のように答えたのです。
我が家は、すでに年末の予定が決まっていたので、同行者はすかさず、「彼らは12月の28日にくることになっている。今から予約を入れるから、そのときにマンゴープリンをいただけるか?
」と言ったのでした。 と、お店のお兄ちゃんの笑顔が一瞬凍りついてしまいました(笑)「聞いてまいりますので、少々、お待ちください」
しばらくして、女性マネージャーとともに戻ってきて「申し訳ないが、
マンゴープリンを作ることはできない。でも、マンゴーシャーベットなら可能だ」と女性マネージャーはおっしゃいました。と、
いうことで引くに引けなくなった我が家は、マンゴーシャーベットを注文することになったのでした。でも、すこぶる美味しかったですよ。結局、
嫁さんの野望は実現されることはなかったのでした…(笑)
●エメリル (Emeril's) @MGM (シーフード、ケイジャン料理)
営業時間、メニューなどは以下のMGMのサイトでごらんください。
http://www.mgmgrand.com/pages/dining.asp?link=emerils
ケイジャン料理とは、カナダからルイジアナへ渡って来たフランス系移民(クレオール) 達が地元の食材で作り出したフランス料理。ルイジアナが高温多湿であったため、 殺菌効果の高いスパイスがふんだんに使われている。(ケイジャン料理の説明は札幌にあるビストロ・ディーポさんのHPが簡潔にまとめられています。http://osyorokoma.com/depot/cajun.html)
こちらエメリルは、 全米でもトップにかぞえられるシーフードレストランとして有名であることは、 以前から知っていたのですが、 アメリカ南部料理、 シーフードということでなんとなく足が遠のいておりました。5月帰還の際に店頭でメニューを見ていると、 お店から出てきたお兄さんが「ここの料理はうまいよぉ~!」 と大推薦。ところが、当然予約を入れていませんので、1時間待ちということで次回帰還時に延期としたのでした。
今回は、予約を入れておりましたので、即テーブルへ案内されました。さすが南部料理(?) 店内にはアジア系のお客さんは見当たりません…。「くせのある味なんだろうか」と不安がよぎります。
メニューは、「本日のシェフお勧め料理」と「通常の料理」の2種類。 キッチンには氷がしいてあり、 その上にはシェル付きのカキが並べられています。思わず生牡蠣を注文しかけたのですが、生牡蠣については過去に痛い経験があり、 それいらい苦手になってしまったので、後ろ髪引かれつつパス。
本日のパスタ
まずは、シェフお勧めの料理から、無難に本日のパスタ(貝とエビ)をチョイスしました。これは美味い! シーフードの香りとクリームソースとが混ざり合い、塩加減も絶妙。ちょっとチーズの香りがします(嫁さんはチーズが苦手)が、 それがまた旨みをきわだたたせます。同行者は、残ったソースをパンにつけて食べていました。ちなみに、パスタのゆで加減もきちんとアルデンテでした。
クラムチャウダー
続いて、スープ。私と嫁さんはクラムチャウダーをシェア。これまた絶妙な塩味加減。 これまで食べたアメリカのクラムチャウダーは、だいたい塩辛いものばかり。感激してしまいました(笑)
ガンボスープ
同行者は、「せっかくのケイジャン料理だから…」 とガンボスープ (ガンボとはオクラのことだそうです。ネット上にもレシピがいろいろとアップされています。)記念に一口味見をさせていただいたのですが、 スパイスが強くて、私はパス。まるで、漢方薬のような味です。私はふと、ベラッジオのオーシアターの香りを思い出しました(笑) ローズマリーの香りでしょうか?
サーモンロール
続きまして、サーモンロール(Tempura Fried Spicy Salmon Roll served with an infused Soy Sauce, Wasabi and Pickled Ginger)外側のノリの部分がカリカリに揚げたサーモンの皮。脂ののったサーモンを寿司米で巻いて、醤油・ わさびでいただきます。これまた絶品。カリカリサーモンの皮には「やれたっ!」って感じですね(笑)
ガルフシュリンプのロースト
そして、メイン。我が家は、ガルフシュリンプのロースト。プリプリエビとポテト、トマトなどの野菜。 感激!とまではいきませんが、「まぁまぁのお味」というところでしょうか。同行者のメインは、 魚…。 なんていう種類の魚だったかは忘れてしまいました(汗)しかし…これは…。スパイスの味が強すぎて、我が家の口には合いませんでした。
《総括》
エメリルは美味しいです。次回もぜひ行きたいと思っています。ただ、南部料理ということで、料理によってはスパイスが強いため、
スパイスが苦手な我々にとって当たりはずれがあるといことを覚悟しておかねばなりません(汗)
●カフェ・ワサビ CAFE WASABI (アジアンフュージョン、スシバー)
http://www.aaamenus.com/cafewasabi.html
税還付手続きのため、ラララ☆ラスベガスのみなさんにCPAの事務所に連れて行ってもらった際に、 予約時間までの空き時間に入ったところが、こちら CAFE WASABI 。サハラアベニューを西に進んだ左手にあります。美人女性秘書(?)☆ラララの方が強烈に「アルバイトをしたかった!」お店なんだそうです (笑)。 (注…美人女性秘書(?)の「(?)」の意味は、「女性秘書かどうか解らない」ということを意味しているのであって、 「美人かどうか解らない」ということを意味するものではありません。非常に美しい方であったことをここに付記しておきます。)
店名にCAFEとあるように、見た目は喫茶店のようなお店ですが、上記URLのサイトには、 Asian Fusion,Pacific Rim,Sushi Barと記載されており、侮りがたいレストランのようです (メニューはこちら )。チャンスがあれば、 アジアンフュージョンにも挑戦したいところではありましたが、丁度お昼時だったのでシンプルに「お寿司」を注文することにしました。
後から「不味かった」だの「高かった」だのブーたれられるのが嫌なため、普段から宴会やらの「仕切り役」
を極力回避しているわれわれ夫婦は、鷹揚なふりをして(笑)、「なんでも好きなものを注文したまえ!」
とえらそうな台詞を吐いたのでした。ラララのメンバーの皆さんは、すこぶる礼儀正しいため、
ウニやらトロやらアワビやらを注文することもなく、何を注文するかなかなか決まらない状態がしばらく継続しました(汗)
と、そこへお店のお姉さんがオーダーを取りに来たのを幸いに、「何が美味しい?」と尋ね、お姉さん推薦の品をオーダーすることになりました。これぞ、救いの女神(?)
ちなみに上の店内の画像の一番奥にいるのが、お姉さんです。
★Pepper Seared Ahi Tuna with Thai Slaw & Trio of Caviar $23
胡椒味まぐろのたたき(外側を軽くあぶったもの)と千切り野菜にとびっ子
(キャビアには見えないですよね。どうみても飛び魚の子ですよね)サラダ。自信はないのですが、8割がたこの料理だと思います
(汗)
マヨドレ風味ですので、マグロとよくマッチしてなかなか美味しいです。ただ、胡椒味のため口の中はピリピリしておりました。
★Tango Mango Passion
$7.75 Spicy Tuna with
Mango
ノリ抜きの鉄火まきにマンゴーが入っていると言えばよいのでしょうか?ゲッ!マンゴーとマグロ?
と拒否反応を示されている読者の顔が目に浮かびます(笑)しかしながら、意外や意外!これがうまくマッチしているんです。
こんな取り合わせがあるのかと、私は感激してしまいました。が…これも、Spicyと書いてあるように、
口の中はピリピリです(汗)
★Spicy Funky Roll 11.50 Soft Shell Crab, Cucumber, Avocado, Spicy Sauce
最後に、嫁さんのリクエストによる「ソフトシェルクラブ」。
メニューにはもう一つグリーンカレー和えのソフトシェルクラブ料理があったのですが、カレー味はパスして、
こちらをオーダーしました。もちろん、店員のお姉さんの強いお勧めがあったことは言うまでもありません…(笑)
ソフトシェルクラブの香ばしさとキュウリのシャキシャキ感、アボガドの濃厚さがあいまって、こちらも美味しい。しかしながら、
やはり口の中はピリピリ。
味的には良いのですが、いずれもピリ辛料理ばかり。「こりゃ、 お姉さんは自分の好きなものばかりを注文させやがったな!」とラララのメンバー。お店のお姉さんが「エブリシング オーケー?」 と聞きにきたので、「美味しいけど、スパイシーなものばかりだね」とクレーム。「あら、そうかしら。 私はコリアンだから…」 とお姉さん。日々キムチ味によって鍛えられているお姉さんの舌お勧めの料理だったということで、一同妙に納得したのでした… (笑)
結構美味しかったので、機会があれば、再度の挑戦も考えております。もう一つ付け加えておくと、 こちらのWasabiのアイスティーはすべてフレイバー付きになっていて、ストレートはありませんでした。 美人秘書★ラララさんが、強くお勧めになった「パッションフルーツ」フレーバーのアイスティーももうひとつでありました…(汗)