今回初めて大韓航空ソウル/ラスベガス直行便（KE09とKE10）を利用しましたので、報告します。
【運航スケジュールについて】
ソウル/ラスベガス直行便は次のスケジュールで運航されています（サマータイムにより変更されることもあります）。
KE009 ソウル―
ラスベガス 21:40-16:55
※火金日のみの運航
KE010 ラスベガス―ソウル 0：50-06：00（翌日）
※ 月水土のみの運航
かつてのJAL直行便ですと、
ラスベガスに午前中に到着するため現地滞在時間を長く取ることができるというメリットがありましたが、
時差ぼけのため到着日の午後から猛烈な睡魔に襲われという副作用もありました。
大韓航空直行便の場合、確かに滞在時間のメリットはありませんが、ソウル発が夜の午後９時４０分、
機内食をいただいて眠り始めるのが午前０時前ぐらいになりますので、すこぶる容易に眠りにつくことができます。睡眠導入剤は不要ですね。
また、目が覚めて２時間ほどでマッカラン着となりますので、時差ぼけ睡魔に襲われるということなく、
夜のスケジュールをこなすことができます。いつもですと、到着日の夜は、コックリ、コックリしながらキーを叩いている状態ですが、
今回は体調万全、すこぶる調子が良かったです（８０００ドルJPも大韓航空直行便のおかげ？）。
当日の夜、なかなか眠たくならないという恐れもあったのですが、午前３時過ぎには眠くなりました（笑）機内での睡眠は、
ぐっすり寝たと思っていても熟睡ではないようです…。
復路も、０時５０分発ですから、夜食をいただいてお腹がくちくなると、自然と眠くなってきます。ぐっすりと寝て、
目が覚めるとソウル到着４時間前くらいでした。ソウルで買い物のため、歩き回りましたが眠くなることもなく、
大韓航空直行便は時差ぼけという点ではすこぶる有利なスケジュールだと思いました。嫁さんも、「今回は、全然時差ぼけが出なかったわ」
と申しておりました。
【関空からの接続】
関空からですと、往路KE726 関空―ソウル 17:25-19：15で乗り継ぎ時間が２時間２５分、
復路はKE723 ソウル―関空 09:50-11:30で乗り継ぎ時間３時間５０分となります。復路の待ち時間がちょっと長いですが、
ソウル－関空は14:40-16:20のKE725や19:05-20:45のKE721という選択もありますから、
ちょっとソウルまで足を伸ばして、韓国料理に舌鼓を打ったり、買い物をしたりということも可能です
（空港出口から南大門や明洞への料金８０００ウォンのエアポート・バスがでていますので、簡単に市街地へアクセスすることができます。）。
もう少しじっくりと韓国を楽しみたいということでしたら、往復各１回、１回につき１万円追加することで７日間までストップ・
オーバー（２４時間以上の乗り継ぎ）することができます。
なお、往路は関空でチェックインすると関空－インチョン、インチョン－マッカランのボーディングパスをくれます。
預け荷物はマッカランまでスルーで到着。復路は、マッカランの第２ターミナルでチェックインしますが、こちらでもマッカラン－インチョン、
インチョン－関空のボーディングパスをもらえ、預け荷物も関空までスルーです。
大韓航空で初めて経験したんですが、ボーディングパスをもらう時に、あわせて航空券もつけて渡されます。搭乗ゲートでは、
ボーディングパスだけでは通してくれず、もらったときのまま、航空券も一緒に渡す必要がありますので、ご注意を！
ちょうど韓国の旧盆の時期に当たり、ビジネスマン達が休暇だったせいか、関空－インチョン間のビジネスクラスはガラガラ、
復路なぞ我が家以外には２名しかいませんでした（そのうち一人はインボラ・アップグレードの青年）
【チケット代】
今回は大阪HISより格安ビジネスを購入しました。
ビジネスクラス利用往復航空券 ￥240,000-
燃油サーチャージ 16,000
TAX 6,600
空港使用料 2,650
航空保険料 1,240
--------------------------
合計 ￥26,490-
Total 266,490円
この価格なら、納得価格です（チケット代は、時期や加算される諸費用によって変化することがありますので、
代理店までお問い合わせください。）。
なお、マイルは１２５％加算、関空/インチョン/ラスベガス通しでビジネスクラスを利用でき、関空・インチョン・
ラスベガスでラウンジも利用できます。
【大韓航空ラスベガス直行便
（KE09 ICN/LAS）の機内の様子】
B777ですが、そんなに狭い感じは受けませんでした。シートに座って足をまっすぐ伸ばして、前の背もたれに足が着くか、
着かない程度のシートピッチ。ただ、前の座席が背もたれを倒すと、通路には出にくかったです。
JALのスカイラックスシートと同等程度。ただ、JALの場合は、長時間座っているとお尻が痛くなってくるのですが、
こちらのシートは全くそういうことはありませんでした。ずっと寝ていたからかもしませんが…（笑）
大韓航空は、２００７年いっぱいで機内を改修し、プレステージ・プラスシート（フラットシート）
に入れ替えるようです。もうちょっとの我慢ですね。
アメニティは無し（汗） シートにスリッパが入っていますが、持ち去っていいような雰囲気ではありませんでした。
出発直後にはトイレに歯ブラシも数本あったようですが、すぐに無くなってしまいました。復路には、歯磨きセットのみ配布がありました。
シートマップから解りますように、ファーストクラスとビジネスクラスの間、ビジネス・
クラスとエコノミーとの間にトイレが設置されていますが、基本的にはビジネス・
クラスとエコノミークラスがトイレを共用するようになっているようです。時間によっては、常時使用中のため、
ビジネスクラスの客はカーテンで仕切られた中のファーストクラスのトイレを利用していたようです。
CAがファーストクラスのトイレ利用者に注意をしていたようですが、エコノミークラスとの共用になっているこの配置はまずいよなぁ～。
あまり良くはないですが、トイレが一杯のときは、大きな顔をしてファーストクラスのトイレを利用しましょう。膀胱炎になるよりマシです（汗）
【機内食 インチョン（ソウル）
→マッカラン（ラスベガス）】
|
|
|
|
金属の食器
|
前菜
|
 |
 |
|
前菜のキムチ
|
前菜のホタテ
|
サラダのドレッシングも、ホタテも非常に味がよかったです。キムチが美味しいのはもちろんですが。
【ビビンバセット】
|
|
|
|
コチジャンとゴマ油
|
ビビンバの具
|
|
|
|
|
ゴハン
|
コチジャンを入れたところ
|
|
|
|
|
味噌チゲ
|
分離したバニラアイス
|
噂に聞いていた大韓航空のビビンバです。
しんしんさんからコメントをいただきまして、ご飯に添付のゴマ油をまぶして、
そのうえでコチジャンを混ぜると、うまく全体に混ざるとのことでした。私は、あまりゴマ油が好きではないので、
「なんでゴマ油がついているんだろ？」と思っておりましたが、普通はそんなふうに作るんですね。情報をありがとうございました。
噂どおり、このビビンバは美味しいですねぇ～。ロッテ百貨店でコチジャンを購入しましたが、甘みが無く辛いばかりでした。
機内販売でこのチューブ入りコチジャンをしっかりとゲットしてきましたので、これからはこれを使うことにいたしましょう。
以外にいけたのが、味噌チゲ。味噌汁に唐辛子が入っている。つまり辛い味噌汁なんですが、後引き三味線です。
はまると止められません（笑） 自宅でどうやって作ろうかと、嫁さんが悩んでおりました。
で、問題はこのバニラアイスクリーム。何度も、出しては仕舞い、出しては仕舞いを繰り返したせいか、
バニラアイスの色が黄色っぽくなっておりました。たぶん乳脂肪分が上に出てきてしまってるんでしょうね。ケーキではなく、
アイスを頼む場合はご注意ください。
【機内食 インチョン（ソウル）
→マッカラン（ラスベガス）朝食】
|
|
|
|
果物とキムチ
|
何も入っていない粥
|
 |
朝食（コリアン・スタイル）味はあまりよくありません。というか、味がありません（汗）
|
| キムチと肉？ |
コリアン・スタイルの朝食を頼んで、出てきたのが粥です。ただ、何も味がついていない、プレイン・粥でございます。
漬物やら薬味やらを入れてみたのですが、あんまり美味しくありませんでした。ここは、素直に洋風朝食とすべきなんでしょうね（汗）でも、
果物は美味しいですね。
【大韓航空ラスベガス直行便（KE10 LAS/ICN）の機内の様子】
|
|
|
|
8Aの座席から撮影
|
CAさんとの会話はもっぱら英語でしたが、日本語も通じるようです。
|
マッカラン第２ターミナルでのビジネスクラスのチェックインカウンターの係りの若い女性は、日本語は話せないようでした。
CAさんはある程度は話せるようですが、もっぱら英語で話しかけられておりました…（汗）この路線では、
まだまだ日本人客が少ないからでしょうかねぇ～。
【機内食 マッカラン
（ラスベガス）→インチョン（ソウル）】
|
|
|
|
お漬物
|
ビビンバ
|
|
|
|
|
ビビンバの具
|
ごはん
|
|
|
このワンタンヌードルは最悪。スープになにも味が付いていない。中に入っているワンタン（ギョーザ）
と野菜だけいただいてご馳走さまでした。
|
|
ワンタンヌードル
|
ベガスを離れる当日の夜は、サヴォアでお腹一杯ディナーをいただいたんですが、この時間にはすっかりお腹が空いておりました（笑）
それにしても、このワンタンヌードルは最悪。別の男性客は、CAにクレームをつけて、ワンタンヌードルを下げさせて、
ビビンバを持ってこさせていました。私は、さすがにそんな度胸はないので、嫁さんからビビンバを少し分けてもらいました。「これは、
私のよぉ！」って文句を言われながら…。
【機内設備等】
|
|
|
|
座席調整・ボタン
|
ビデオモニター
|
|
|
|
|
肘掛上のインジケータ
|
ビデオコントローラ
|
ビデオは、オンデマンドではなく、垂れ流し状態の奴です。ただ、日本語吹き替えのものが結構ありますので、退屈はしません。
って書いてますが、ほとんど眠りっぱなしだったんで、大きなことは言えません（笑）機内で見たビデオは、サンドラ・
ブロック主演の韓国映画のリメイク版「イルマーレ」だけでした。
座席中央の肘掛部分にビデオコントロールのインジケータがついているので、コントローラーをいちいち出さなくても、
操作できるのが便利でした。ヘッドホン端子がすぐには見つかりませんでしたが、反対側肘掛の内側についておりました。
なお、ヘッドフォンとメニューは最後に回収にきます。うちの嫁さんのように、ヘッドフォンをお尻で踏んで、
壊さないようにしてくださいませ。
【おまけ インチョン→関空 B744】
|
|
|
|
|
|
|
|
インチョン→関空便の機内食
本当はこれにオムレツが付くのだが、サラダと果物でお腹一杯。_CAさんはため息をついてました（笑）
|
|
パン
|
以下が、初めて大韓航空直行便（KE09,KE10）ビジネスクラスを利用して、
良くないと思った点です。あくまで個人的感想ということで、よろしくお願いいたします。
前の座席の背もたれを倒されると、窓側から通路へ出るのに苦労する。今後は、
シェルフラットに２００７年中に順次変更していくらしい。
つまりは、関空ベースの我が家としては、
毎年値上げが続いているバンコク発券価格に関空/羽田往復チケット代が加算されることになってしまったということです。
ただでさえ、ロサンゼルス/関空便が無くなって使いづらくなっているのに、バンコクへ行く際も関空/バンコク便を利用できずに、
わざわざ成田便を利用しなければならないという、まさに「泣きっ面にハチ」状態となってしまったわけです。
関空/羽田...成田往復運賃40,000円がバンコク発券価格に上乗せされます。
