●ギャッツビー@MGM 閉店しました
「MGMのギャッツビーはアクアより美味しかったよぉ」というSATOさんの推薦を受けて、
「えっ! アクアより美味しいの!是非いってみなければ…」ということで、行ってまいりました。
自らファインダイニングを名乗る自信を表しているかのような立派なエントランス。ドレスコードについては聞いていないのですが、
来てらした方を見るとエレガンスカジュアルといった感じでしょうか…
。ただ、お店の雰囲気自体もそこそこ高級そうですので、それなりの格好の方が安心かと思われます。
受付で予約を告げると、奥のほうへ案内されます。 画像では明るい感じになっていますが、
もう少し照明が落ちた感じがします。あんまり暗いと見えないですからね(笑)私たちの予約の時間は7時でしたが、
ちょっと早めの6時40分くらいにいきました。そのおりの、お客の入りは5割ほどでしたが、その後次々と来店され、
孵る頃には8割くらいの入りになっていました。月曜日の夜でこの入りですので、予約が必要かと思われます。
席につくと、いつものように「飲み物の注文」を取りに来られますが、アルコールはとんと弱い夫婦ですので、ワインは丁重にお断りしました。
お水だけ~です。ところが、ところが…5杯もワインやらなにやら飲んで、酔っ払ってしまうということを私たちは、
まだ知る由もなかっのでした…(汗)
ところで、ベガスのファインダイニングにおいて、私たちの数少ないレストラン経験の中でも、異常にベルサーチ比率が高いような気がします…。アンドレしかりアクアしかり…
最初に置いてあるお皿はみ~んなベルサーチ。もちろん、席につくと、さっさとしまわれてしまいますけれど…(笑)ここ、
ギャッツビーのお皿は、透明のガラスの皿の周りを金色のメッキが施してあるものでした。
メニューに関しては、上記MGMのリンクでメニューをみることができるようになっています。
予約も可能ですね。さて、 オーダーは、全体的な味見をしてみようということで、テイスティングコースをお願いしました。まず、持ってきたパンですが、
手前の方がチーズ味、奥のほうがいつものちょっと酸味が効いたものです。
ベガスのレストランのパンってのはどうしてこの酸味が効いたものが多いんでしょう。私はちょっと苦手ですねぇ。
2001年3月20日のテイスティングメニューの内容を紹介しましょう。まず、
最初にでてくるのが、Amuse の「Lobster
Bisque」(ロブスターのクリームスープ)です。アクアのクリスマスホリデーコースでも、
最初はこの小さなスープカップに入ったスープからでした。濃厚なロブスターの味がして、たいへん美味しいです。このスープの前に、
スパークリングワインを持ってこられました。「あれ?アルコール類は頼んでないのにね」
「テイスティングコースに含まれてるんじゃない?」「ほんと?」
まぁ、いただけるものなら、いただいておきましょうということで…(笑)銘柄は、"1991 Ferrari Perle', Trenitino,Italy" だそうですが、
こちら方面にはとんと疎い私たち夫婦にはなんのこっちゃ解りません(汗)
次の1品は、「Seared Loin of Ahi Tuna」(暖かいニンニクと酢・
ごま油・ニンジン・もやし・ ラディッシュ等の野菜で作った冷たいヴィネグレットソース、それに香ばしいポテトのクルトン)。
アヒツナは、 前回のアクアの際にも、SATOさんから「美味しいよぉ~」ということを聞いていたので、
レストランは違うもの期待大です(笑) ゴマ油の香りが強く、ちょっと韓国料理の雰囲気。やっぱりお醤油が欲しくなりました…
(笑)お味もなかなかいけます。 この料理にあわせてでてきたのが、日本酒 Momokawa "Diamond",Sakeです。やっぱり、
まぐろのたたきっぽいアヒツナには、日本酒がベストチョイスなんでしょうか。このころになってくると、嫁さんは
「もう飲めないよぉ~」と言い出します(笑)
「Ahi Tuna」 について
(ミサキさんの) 掲示板への書込「ハワイ語講座」01/4/2(月から転載させていただきました。)〇Ahi(アヒ)--メバチ(Bigeye Tuna)&キハダマグロ(Yellowfin Tuna)
の両方をアヒと呼んでいます。
サラダとかポキ(生のお魚を醤油他調味料でマリネした料理)に良く 使われます。
ポキはお総菜としてマーケットでも売っています。
(アヒポキの他タコポキなどもあります。)
3品目は「Dungeness Crab and Sorrel Bisque」
(アメリカイチョウガニと酸味のある野菜のクリームスープ」 (スイート・ワイン・
オニオンと蒸し煮にしたアンズタケChanterelle) です。全体的に薄く緑がかったスープ。ちょっと驚いたのは、
こちらギャッツビーのスープは熱いことでした。器もしっかりと暖めてあって、やっぱりファインダイニング?
このスープのお味はちょっと変っていましたね。嫁さんは、「不味い」って言ってました(汗)
「ゆり根のような形をしたすっぱい野菜が変な味!」って。確かに、らっきょのようなお味でした…(汗)それ以外は、まずまずのお味でしたよ。
これについてきたお酒は、 1999 Sancerre,Michel
Redde,Loire Valley というワイン。このあたりになってくると、
鈍感な私もへんだなと感じてきます(汗)なんで、一品一品にワインがついてくるの?って…。テイスティングって、ワインのテイスティング?
さて、4品目は、
「Slow Basted Chilean Sea
Bass」 (ゆっくりとあぶったチリ産スズキとその上に乗っかっているベーコンをまぶしたカキフライ。
一番下に敷いてあるのは、しんなりさせた若いほうれん草。ワインで香味を添えたオランデーズソースであるベアルネーズソースかけ)
このスズキは美味しかったですねぇ~。中心部分にも火は通っているものの、柔らかく生っぽい食感。
ソースを吸い込んだほうれん草のお味もグッド。カキフライは、カキフライのお味そのままでした(笑)これについてきたワインは、
1998
Ferrari-Carano, Chardonnay ,Alexander
Valley
最後は、「Seared Beef Filet」
(焦げ目をつけたステーキ。 下に敷かれているのはマッシュドポテト。他に、Melted
Leeksというお野菜もつけあわされています)このステーキも焼き加減が調度ミディアムレアで、柔らかい美味しいお肉でした。
ロウリーズに劣らないお味。いっしょにサーブされるワインは、 1998 Sterling ,Merlot,
Napaだそうですけど、これ何?(笑) ,
そして、オーラスはデザート。もう、お腹はいっぱいですけれど、
なかなかに魅力的なデザートです。
オレンジ味のプリンと上には、
オレンジが載っています。れみさんもHPでかいてられていますが、このオレンジ味のプリンは今ひとつ…(汗)やっぱり、プリンはカスタード
(笑)ただ、特筆すべきはその上のオレンジ。これは、予備知識無くて食べた方がいいんでしょうが…(笑)書いちゃいます。このオレンジ、
実はフリーズしてあるんですよね。その周りを飴でコーティングしてある。ですんで、口の中で、カリッと噛むと、
強烈な冷たさが口いっぱいに広がります(頭が痛くなるほどの冷たさ 笑)。私たち夫婦にとっては初めての食感で、面白く感じました。
真中がマーブルチーズケーキです。
こちらは濃厚なお味ですが、非常に美味しい。
右側の画像が、イチゴのショートケーキ。
手前の白いのが生クリームとなっています。いずれもそんなに甘くなく、劇甘は苦手な私たち夫婦にピッタリ。美味しかったです。
これより美味しいオリオのデザートってどんなんだろう!
もちろん、これにもワインがついてきまして…(汗) 1998 Eola
Hills Late Harvest Saubignon Blanc, Oregon という、
すこぶる甘いワインです。デザートにぴったり?
さて、お値段ですが、テイスティングコースが80ドル (税別)でした。で、請求書をチェックして驚いたのが… 皆さんはもうお気づきだと思いますが、 ワインが別料金だったのです。 2人併せて80ドル。「え~っ? 別料金?半分も飲んでないのに…。アルコール要らないって、言ったんじゃないのぉ!」 ともうブーイングの嵐(汗) 「しょうがないやろ!英語が不自由なんだから…。」「2人で、税金、チップ入れて300ドル以上もしたのよ! 飲んでないのに…」 まあ、私自身としては、こんな風にいろんなワインを飲むことなんてないですから、良かったかなとも思っているのですが、 「アルコール類はダメ」という方は十分気をつけてくださいね(汗)
量的には、それぞれ一皿の量は少ないですが、 全体通すと結構お腹がふくれると思います。
「アラカルトですともう少し量が多いので、 行かれる方は気をつけて下さい。お2人でデザートの他に4皿が限界だと思います。」 01/3/25(日) SATOさんの掲示板への書き込みから転載)
お店の雰囲気もよろしいですし、サービスもここちよく、お味も合格点。 次も行ってみたいお店の一つになりました。ますます嫁さんはMGM鞍替えに心が動いているようです…ワインの料金を除いては… 「思い出しても腹が立つ」と私を責める…(汗)
「ワインに関しての説明」
(01/3/26(月) ミサキさんの掲示板への書込みから転載させていただきました。)最初の「フェラーリ」 はボトルに跳ね馬の絵がありませんでした?多分「そう」です。
で、次の日本酒は割愛させていただいて・・・、次の1999 Sancerre,Michel Redde,Loire Valleyはフランス、 白ワインで有名なサンセールのものですね。 サイトに書かれたものを転載すると
「果実風味が豊かで、レモンやライムなどの柑橘の香りが爽やか。
おだやかな酸味で舌を刺すような刺激はなし。
キリリとしたドライな味わい、爽快感がある」とのこと。
食事前のアペリティフなどにもいいかもしれません。ダンジュネスクラブのビスクにもマッチしたのではないでしょうか
(不味かったらしいですが・笑)次の 1998 Sterling ,Merlot, Napa
ここは、ワイナリーを訪れたことがあります。カヴェが有名ですが98年のメルローは調べましたところヴィンテージですね。 飲んでみたい。
なお、カリフォルニア産のメルローは中華料理との相性が抜群だということです。最後の1998 Eola Hills Late Harvest Saubignon Blanc, Oregon
オレゴンは第2のブルゴーニュ地方と言われているそうです。でも有名なのは「ピノ・ノワール」種なので、 今回飲まれたものはあまり関係かいかも(汗)。
でもデザートにまでお酒をたしなむのは大抵かなりお強い方なので
Kokosanたちには大変でしたね。