●Lenny's Las Vegasから2題(2006.Mar.2)
私のお気に入り、Lenny's Las Vegas から
1. 表現しにくいスロット~レニーの説明に来訪者は失望する。
私は、ストリップのペッパーミル・レストランで朝食をたべることだけに集中して座っていた。ペッパーミル・レストランは、 私のお気に入りの場所のひとつで、願わくばいつでもすぐにひっぺがされることがないように願う場所である。
そのとき、隣のテーブルのカップルが「どこから来たのか?」と尋ねてきた。正直に言うなら、食事の時だろうが、 どんなときであろうが邪魔されるが好きではないが、無視したくなかったので、「ここに住んでるんだ」と答えた。
二つの頭を持ってるんだと彼らに伝えたかのように、「本当?!」と二人は声を合わせて言った。 「あなた達がどんな反応を示すか見たくて、そう言ったんだ」と告げる誘惑に抗って、「そう、本当だ」と言った。それが始まりだった。 「どれくらいここに住んでるの?」私は、30年住んでいると言った。で、再び「本当?」
「マフィアがすべてを牛耳っていた頃も、ここにいたってことね」質問ではなく、断定だった。「そうだ。 ラスベガスの住人の数と同じくらい砂漠に死体が埋まっていた頃だ」と私は言った。まさに、彼らが聞きたがった言葉だ。「興奮するわ! 私はカーラ、こちらは夫のグレンよ。シカゴから来たの。」
「じゃぁ、マフィアについてはなんでも知ってるよね。シカゴではマフィアがすべてを牛耳ってたんじゃなかったっけ」 と私が言うと、彼らは笑った。私は真顔だった。彼らは、話題を変えた。「どこのスロットが一番よく出るの?」私は、 「ストリップのホテルにあるほとんどのスロットはペイバック率が同じだ。デノミ(投入単位)によって少しは違うけど。」と言った。
チョット考えてからグレンは尋ねた「負けてもずっと同じ台でプレイするのがいのか、 それともぜんぜん当たらなかったら動き回ったほうがいいんでしょうか?。カーラは、同じ台に固執するんですが、 僕は移動するのが好きなんです。」カーラは、「だって、流れが変わって、調子よくなることを知っているから」と自分の行動を正当化した。
いつも耳を貸してもらえないので、本当は言いたくなかったのだが、私には選択肢は無かった。「スロットをするときに、 まず初めに知っておかなければならないことは、各々のマシンが"RNG"と呼ばれる乱数発生プログラムを一つ持っているということだ。 それは、1000分の数秒ごとに1回乱数を作り出し、おのおのの集積回路(チップ)にコードを書き込む。」 年取った数学教師みたいになり始めてないか。「各々の数は、リールの結果と一致している。スピン・ボタンを押したり、 ハンドルをひっぱったりした時に、コンピューターは、受け取った生成された乱数を一瞬のうちにリール上の結果に翻訳する。」
「それってどういう意味?」カーラは尋ねる。「この世には、 必勝法や必勝戦略は無いってことだ。正しい時に正しいマシンでプレイすることに尽きる。それは、 私が朝食を終えなければならないことも意味する。グッド・ラック」彼らは、私が言ったことを少々疑っていいると同時に、 少し傷ついたように見えた。私は確信している。もしカーラを追ってカジノに行ったら、「あの馬鹿が何を知ってるっていうの?」 と考えながら、マシンのガラスをなでなでし、ウサギの足か他の小物をもってゲームをしているカーラを見るに違いないことを。
そりゃ、レニーさん、「解っちゃいるけど…」でしょうがぁ…。
このカップルみたいに仕組みが解ってなくて「必勝法は?」ってのもあるでしょうが、「正しい時、正しいマシン」に当たるための 「親父理論」 @弘無鈴氏が必要なときもある。
また、カジノでは止め時の見極め方が大事。「このまま突っ込むか、それとも勝ちを温存して(あるいは負けを認めて)引くか」 そのためには、イチローさんの「勝てるスロット講座」必読ですねっ!
2. 「ドラガペラ」再び
エンターテイメント情報だ。ザ・キンゼー・シックス主演の 「ドラガペラ」が3月3日にラスベガス・ヒルトンのシンマー・キャバレーに戻ってくる。後略
おっと、これって以前にレニーさんが紹介していましたよね。ドラッグ・クィーン4人組がアカペラで歌うショー。 3月3日なんて、明日ですから。行けるはずもなく…(泣)
ベガス帰還まで、まだまるまる2ヶ月もあるんですよね~(ため息)