●ダウンローダブル・スロットはただ今テスト中 LVRJから
サンディエゴ近郊のインディアンカジノでは、 IGTの新技術をテスト中である(トレジャー・アイランドでも同様のテストをやっている)。
サンディエゴ~バローナ・バレー・ランチの顧客には、 20台のマシンのスロットとカジノの他の1980台のゲームとはそんなに違ったように見えない。
しかし、東サンディエゴ郡アメリカン・インディアンカジノとギャンブル機器メーカーであるInternational Game Technology の役員にとっては、20台のゲームは将来のスロットマシンの構成においてブレイクスルー(大躍進) の始まりをあらわしている。
パロナは、IGTによって開発されたサーバーベースのゲームの市場テストを行う最初のカリフォルニアのカジノである。 システムは、カジノ顧客にコンピュータマウスの数回のクリックによって、 スロットマシンの上のゲームを変更させることができるようにさせる。
大手スロットマシンメーカーのほとんどがサーバーベース・システムを研究開発しており、これは 「ダウンローダブル・テクノロジー」と称される。
スロットマシン・メーカーは、サーバーベースのゲームによってこの10年の間にカジノフロアを変革することになると言った。 スロットマシンの機械は異なったゲーム、異なったデノミ(1回の賭け金)、異なったリミット、 および異なったペイアウトのプルダウンメニューを装備することになる。客は、自らのプレイをテーラーメイドする(要求に添うように作る) ことができる。
今のところ、バローナ・カジノの支配人は簡単なタスクを行うことができるだけである。
「まさにこれは最初のステップだ。ここで作動しているバージョン1は非常に使いやすい。 IGTが我々に言ったとおりに正確に作動している。次の段階は、バージョン1.2であり、準備できしだいカジノ・フロアに出すつもりだ。 」バロナのカジノ運営次長であるリー・スケリーは言った。
中央サーバーから、バロナの職員は、ゲームに表示されているデノミを取り替えたり、コインの最大賭け数(最高何枚賭け) のような機能を変更したりできる。スケリーは、「カジノは、サーバーを通して、「ロシアン・トレジャー」を「スノー・グローブ」 に変えるように、機器の間でゲームタイトルを移動することができる。しかし、スロットマシンのタイトルが表示されるガラスは、 カジノフロアの職員が交換しなければならない。
「我々が聞いている話によると、次のバージョンではタイトルが自動的に変わる液晶ディスプレイが上下のガラス面に装備される。」 とスカリーは言った。
バロナは、IGTとの過去の関係に基づいてカリフォルニアでの試験カジノとしてIGTによって選ばれた。 2003年のオープン時に、30万平方フィートのカジノは設置する2000のスロットマシンの全てにチケット技術を装備した。
バロナの2つのプライベート・ゲーム・ラウンジのウルトラ・ハイ・リミット・スロットマシンには、 カジノケージの顧客口座から直接500ドルや1000ドルミニマムのマシンに現金を転送するための指紋認証システムが装備されている。
「バロナは、カジノフロアにおけるテクノロジーの実際の提案者の一つである。彼らは、非常に先進的な経営を行い、 顧客は新しいカジノ・テクノロジーを理解する。」とIGTの投資広報担当役員であるパトリック・カバノーは言った。
彼は、2007年いっぱい実行されるであろうバロナでのテストは、サーバー・ベース・ ゲームの中心的技術の実験におけるファースト・ステージであると言った。同じようなテストは、トレジャー・アイランドでも行われている。
スロット・プレーヤーが来年サーバーベース・テクノロジーと直接対面するにはしばらくかかるかもしれない。顧客達は、 カジノを変えてしまうかもしれない出来事に関わっていることに気づいていないように見えた。
水曜日の午後、バロナの20のサーバーベース・マシンのうちの18台で賭けをしていた。
「なにか他と違ったマシンでプレイしていたとしても、私にとっては問題ない」カリフォルニアのラモナ近郊に住むバロナの客、 ジョン・ラーソンは言った。「だって、今勝っていて、ハッピーだから」
「顧客にとっては、まだ何か変わったものというようには見えていない。我々のマントラ(お題目・標語)は、 新しいテクノロジーに直面したら、顧客に対してどのように働くか知りたいということだ。 テクノロジーが顧客によい体験を提供するかどうかである。」
スケリーは、バロナはテストの次の段階においてもIGTに対してできる限りのフィードバックを提供すると言った。
ほんの2週間前にダウンローダブル・スロットマシンに関するニュースを紹介したばかりですが、その際には 「2007年か2008年になるまで、機器を目にすることはない」と書いてあったのに、2週間後にはすでにバロナやトレジャー・ アイランドでも実験が始まっていたのですね~(驚)
とはいえ、我々プレーヤーにとっては、見た目はなんら変わることがありませんので、言われないと気がつかないでしょうねぇ~(笑)
それよりも私は、「ウルトラ・ハイリミット部屋で指紋認証スロットマシンが使われている」というところが非常に興味深かったです。 スロット台の足元のバケツに100ドル紙幣をいっぱいいれてスロットをしているという話は聞きますが、フロント・ マネーの口座からオンラインでマシンに直接賭け金が転送されるというのはすごいですねぇ~。「テクノロジー」だなぁ~と思ってしまいます (笑)
それにしても、ミニマム500ドルや1000ドルのスロットって…(汗)