2006年バレンタインデーをもって、
シーザーズパレスはトータルリワーズへと統合されました。今回GW帰還時に初めてトータルリワーズなるものと対面し、
戸惑うことも多かったので、ちょっと整理してまとめておこうと思います(スロット・
クラブで配布されているパンフレットやシーザーズゲストの皆様からいただいた情報を基礎としています。
誤情報などもあるかと思いますので、利用に当たっては自己責任にてお願いいたします。当方は一切の責任を負いません。)。
修正、追加情報などがありましたら、よろしくお願いいたします。
トータル・リワーズ・カードをスロットマシンに差し込むと、ポイントに関する情報が表示されます。ところが、
いくつもの情報がダぁ~っと出てくるために、基礎知識が無いと何のことやらさっぱり分かりません。
まずこの表示される言葉について説明します。ちなみに、スロットマシンでもテーブルゲームでもリワーズを得ることができます。
RC
Balance エア系マイレージの「有効マイル」に相当
最初に表示されるポイント。いわゆるコンプ・ポイントで、コンプに使えるトータル・リワーズ・
クレジットがどれだけあるかを示します。1000 Rewards Credits で10ドルの価値があります
(100リワーズクレジットで1ドルの計算)。ベース・リワード・クレジットとボーナス・リワード・
クレジットの合計です。パンフレットに掲載されている景品に交換することも可能ですが、日本への送付、ならびにホテルでの留め置きはできないそうです。なお、有効期限は6ヶ月となっています。(6ヶ月以内に系列カジノでゲームをすると、有効期限が延びるのか、
それとも得た時から6ヶ月で消えてしまうのかは解りません。)
Tier Score
(ティア・スコア) 実飛行マイル(フライオン)
合計
次に表示されるのが、このティア・スコア。トータルリワーズ・システムを採用しているハラズ系カジノにおいて、
暦上の1年間(1月1日~12月31日)にマシンやテーブルゲームを行うことによって獲得したベース・
リワード・クレジット(Base Rewards Credits)の合計。当然、統合前の分はチャラになっていますので、
ほとんどの人が平であるゴールド・ステータスから始まることとなります。
このティア・スコア(ベースリワード・クレジットの積算)
が4,000になるとプラチナ・ステイタス、
10,000になるとダイヤモンド・ステイタスとなる。現在は、
ダイヤモンドプロモーションがあり、
1600(ちょっとあやふや、1800かもしれない)ティア・スコアを1日で稼げば、トータル・リワーズ・カウンターにて、ダイヤモンド・
ステータスにしてくれます。
それぞれのステータスの特典について後述。
ベース・リワード・
クレジット 実飛行マイル(フライオンマイル)
マシンやテーブルゲームで獲得できるポイント。
スロットマシンなら 5ドルで1ベース・リワード・
クレジット
ビデオポーカーなら 10ドルで1ベース・リワード・
クレジット
テーブル・ゲームなら ゲームの種類、平均賭け金、ゲーム時間によって異なる
ボーナス・リワード・
クレジット ボーナスマイルに当たる
最後に表示されるのがこれ。ゲームをすることによって得られます。ゲームの種類、プレイ時間、平均賭け金によって異なります。
ベースリワード・クレジットと合算してRCバランスに表示される。ベースリワード以外に付加されているが、
その基準については定かでありません(私がしらないだけ?)。
トータル・リワーズ・クレジット(コンプ・クレジット)
の使い方
パンフレットにクイックリワーズと書かれている使い方は、ハラズ所有のレストラン
(全ての施設というわけではない)でトータル・リワーズ・クレジットを簡単に使う方法。支払いの際に、トータル・リワーズ・
カードとIDを給仕やキャッシャーに提示することで、トータル・リワーズ・クレジットを使うことができます。フードコートはもちろん、
ブラッドリー・オグデンのようなファインダイニングでも利用可能です。
ホストを経由している場合やハラズ系ホテルに宿泊している場合は、リワード・クレジットの使える専門店、
レストランにおいて部屋付けにしておいて、清算の際にリワード・クレジットから引き落としてもらうという方法がとれます。
ホスト経由の場合は、表示されるクレジット以外のコンプもあるので、部屋付けにしておくほうが良いと思います。
キャッシュバック
基本的にトータル・リワーズにはキャッシュバックはありません。ただ、パンフレットには、「コンプに加えて、
キャッシュバックがもらえる。暦上1ヶ月に4500リワード・クレジット(ベース+ボーナス)以上得た者には、
1ヶ月における合算スロットプレイに応じて決定された金額が郵便受けに送られる。」との記述があります。
ただ、日本まで小切手を郵送してくれるかどうか…(汗) リワード・クレジットに加算てなことになるんじゃないでしょうか…、
ってそれじゃキャッシュバックじゃないじゃん。
プラチナ・ダイヤモンドステータスの特典について
1年間(1月1日~12月31日)のティア・スコア(ベース・クレジットの合計)によって決まるステータス。ゴールドから始まって、
4,000ティア・スコアでプラチナ、10,000ティア・スコアでダイヤモンドとなります。エアのマイレージと同じで、
1年の途中で達成した場合は、残り期間と翌年1年間そのステータスとなります。
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プラチナ |
ダイヤモンド |
ギフトショップ割引 |
15%
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25%
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Participating outlet Forum Shops
割引 |
10%
|
10%
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ビジネスサービス割引 |
10%
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15%
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リオ・パビリオン花屋割引 |
10%
|
15%
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ウエディング・チャペル割引 |
10%
|
15%
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スパ・サービス割引
(パリスは含まず) |
10%
|
15%
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ヘルスクラブ入場 |
50%
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無料
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ラスベガスのショーチケット
(クリント・ホルムズ、シンタス、ジュビリー、ジョージ・ワレスのみ) |
2枚買ったら1枚無料/月
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2枚/月
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夏冬スロットトーナメントいずれか招待 |
○
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○
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誕生日優待 |
○
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○
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リワードクレジット倍増日オファ |
○
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○
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シーザーズ商品30%オフ |
○
|
○
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特別イベント招待 |
○
|
○
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レストラン優先レーン |
○
|
○
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キャッシャーとスロットクラブの優先窓口 |
○
|
○
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優先チェックイン |
○
|
○
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プレミアムダイヤモンドルームへのアップグレード(空きがあるときのみ)
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×
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○
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ダイヤモンドラウンジ |
×
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○
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優先バレ・パーキング |
×
|
○
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優先タクシーレーン |
×
|
○
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ハラス・カルナバルコートへ無料入場 |
×
|
○
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リオのブードゥーラウンジとクラブリオの入場無料 |
×
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○
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リスク・ナイトクラブへの無料入場 |
×
|
○
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ある程度ゲームをされる方は、ダイヤモンドになっておいてほうが良いと思います。とくにダイヤモンド・プロモーションがあるなら、
1,600か1,800で可能であり、ダイフモンドステータスの数は相当数であると思われ、「ダイヤモンドにあらずんば人にあらず」
的な扱いがされますから(笑)
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優先キャッシャー窓口 |
スロットクラブ優先窓口
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例えば、上のキャッシャーですが、右側の一般客窓口は長蛇の列ですが、ダイヤモンド用の窓口(一般用窓口よりも多い)
はスカスカです。スロットクラブについてもダイヤモンドカードを持っていると、横入りの一般客を差し止めて、
ダイヤモンド客を優先して対応してくれるます(ちょっとびっくりしました。)。
また、レジストレーションも当然、ダイヤモンド、プラチナ専用レーンが用意されておりました。
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7starラウンジ
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改装中の
ダイヤモンドラウンジ
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それから、オーガスタスタワーにあったかつてのVIPラウンジ(上画像の7starラウンジ)は、7スター客専用となったそうです。
予備知識の無い我が家は、いつもとおりVIPラウンジでチェックインしましたが、とくに問題はありませんでした。
ダイヤモンドラウンジができるまでは、こちらでのチェックインもさせてくれるのでしょう。基本的には、ステータスが無いと、
レジストレーションに並べということになるそうです(汗)
旧VIPラウンジから追い出された我々はどうなるかというと、VIP車寄せを入ってすぐのところに、
ダイヤモンドラウンジを作るべく工事をしておりました。次回からはここでのチェックインになるんでしょうかねぇ~。
きなこさんからの情報によると、ダイヤモンドの上の7スターはティア・
スコアが100,000ポイント以上+αということなんだそうです。年に数回しかいけない我々には実質難しいようです(汗)
ダイヤモンドステータスをありがたいとと思ったのが、正面玄関のバレでした。当日、
なんかモトクロスのTV中継を正面ストリップ沿いの駐車スペースに特設ステージを建設してやるため、人がいっぱいでした。
午後4時くらいにバレに預けようとして、「宿泊客だ」というと、「フォーラム・バレ」に預けてくれと言われました。
めんどくせぇ~なぁ~と思ったら、続けて「ダイヤモンドなら別だが」といわれ、急いでダイヤモンドカードを出しました。これが優先バレ・
パーキングなんですね。
総 括
詳細は、コンプ報告で行いたいと思いますが、我が家のようなVIP末席はもちろんVIP中ランクくらいの方にとっては、
トータルリワーズ移行はコンプシステム改悪となっていると思います。
7スターに入れるくらいゲームをされる方々は、従来と全く変わりませんが、そこまでは行かないクラスの人は、
1年通年でのゲーム実績によってステータスが決まってくるトータル・リワーズシステム内での運用となってしまいます。当然、
年に数回しかいけない我々日本からのツーリストは、1滞在当たりのゲーム量は多いとしても、通年になると、
在米のゲストと太刀打ちできるはずがありません。今まではVIP待遇であった方々も、7スターにならない限りは、「ワン・オブ・
ダイヤモンド」にしかすぎません。
担当ホスト(現地ホスト)にコンプ関連のことでクレーム・メールを出したら、このような返事が返ってきました。
移動や宿泊代、
食事代についてできるだけのことはさせていただいているというとはご理解ください。トータル・リワーズ・
システムによって過去何年かは隠されていた全てのチャージ(請求額)をよりはっきりと見ることができるようになりました。
別の顧客にとって、特に近所のカジノへ何度も旅行する顧客は、
いつもは部屋も食事もお酒もリムジンもいらず、リワーズクレジットを貯めて、ここラスベガスで一挙に使います。
コストコントロールが全く違うのです。
どうか、あなたを粗末に扱っているとは思わないでください。新しいプレーヤーカードのシステムを理解してください。
全米でたくさんのカジノを経営しているハラズと統合されるということは、
このようなことを意味するのでしょう。マシンに縛られている我が家は、トータルリワーズ・システムを甘受せざるを得ないですが、
テーブルゲームプレーヤーの方々は、今までとおりの運用をしている他カジノへの移動を考えられているかもしれません。