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2006年05月22日

●バレ・パーキングに"も"ご注意を! LVRJから

Las Vegas Review-Journalの記事から

 

パレ・パーキングでの車窃盗は稀である。しかし、 あなたに起こるかもしれない。

 

 ここ30年間ずっとラスベガス在住者であったエスター・リンは、何百回も車をバレ・ パーキングに止めていた。ガレージに止めるよりも、バレは確実に安全だといつも考えていた。

 前回、彼女は間違いをおかした。

 

 リンは、4月17日スターダストでにバレ・アテンダントに車とキーを預け、スロットで遊んだ。3日後、車を受け取りに行った。 キーはそこにあった。しかし、彼女の車はすでにチェックアウトしていた。

  「あなたの車は、我々の施設にはない」と再度問い合わせた際に、バレ・アテンダントが言ったとリン(66歳)は言う。 「私は言ったの、そんな馬鹿なって」そんなこと到底信じられないわ。「いいえ、我々はあなたの車を見つけることができなかった」 私は言ったの、「どうすればいいの?」

 「私は、セキュリティに回してくれと強く主張した。間違った車を探しているに違いないと思ったから。60秒で無くなったか、 60分か、60日か。誰が知ってるの?」と彼女は言った。

 

 最近ストリップ旅行を車を失って終えるのは、何も彼女一人ではない。ベガス警察によると、11月1日から火曜日(5月16日) の間に、ストリップでの743台の車窃盗のうち、23台がバレ・エリアから盗まれている。 たくさんのように思うかもしれない、しかしそれはクラーク郡全体のことではない。 クラーク郡では安全な車など無い。昨年、ここでは25分に1台の割で車が盗難にあっている。

 

 スターダスを所有するボイド・ゲーミングの広報担当のロブ・スティルウェルは、バレの盗難は稀であると言った。「一般論では、ほとんど起こらない状況である」 とスティルウェルは言った。

 真実であると警察は言った。「車は、誰だろうと1日中いつでも歩きまわることができ、 それが異常な事態に見えないようなホテルのガレージよりもバレ・ エリアの方が車が消える可能性は低い」と警察で自動車窃盗に詳しいロバート・デュバル警部補は言った。

 いまだ誰もバレ駐車場を盗難対策万全とは呼んでいない、私もだ。「我々は、様々な防衛手段とセキュリティ・ システムを備えている。しかし、それを破ろうとする者にとって、それほど困難なものではない。毎年何万台という車が駐車されるが、 盗難はごく稀である。どの年でも、一握りである。」とMGM・ミラージの広報担当者であるアラン・フェルドマンは言った。

 

 バレ泥は、キーと車を手に入れるのに、違ったアングルを用いる。あるものは忍び(ステルス)を用い、 他のものはトリックと変装を用いる。数年前のある詐欺においては、急いで車をとりにいくバレ・ アテンダントの振りをしていたとデュバルは言った。

 リンのケースも、セキュリティ対策されていないバレの表で車は消えた。

「確かに何も無かった。誰でもバレ・エリアに出入りできた。私はこれに何の注意も払わなかった。恥ずかしいことだけど、 そのことについては全く考えなかったし、何も見ず、何も尋ねなかった」と彼女は言った。

 

 しかし、安全な設備を備えても車を失うことがある。ヘンダーソンに住むSUV所有者は、 2005年の12月11日にベラジオの地下にあるバレ駐車場から車を盗まれた。 キーがSUVの中に残されていたと警察の報告書には記載されている。

 「我々が車にキーを残していくのは、セキュリティ基準上許容されていることである」 と彼の複合企業がベラジオを所有しているフェルドマンは言った。「これは、顧客のために車の返却プロセスを早めるために行われる。」

 

 車の盗難によってリンが学んだことがある。それはホテルの問題ではないということである。まさにここでは。 「いかなる面においても当方には一切責任は無いと彼らは主張した。」

 それは、素晴らしい印刷物に記載されていることである。彼女のバレチケットにはスターダストは、「盗難、火事、 そして車、その設備、車に残されたものに対するいかなる損害についても責任を負わない」と書かれている。

 

 そして、4月21日付けのボイド・ゲーミングからの手紙には、「駐車中の車両の保護と安全に関する顧客とのいかなる契約も無い」 従って、「この出来事に関するいかなるクレームも謹んで拒否させていただく」と記載されていた。

 「私にとっては、これは大事なものだ。彼らにとっては取るに足らないモノなのだ。基本的に被害者と保険会社にゆだねられている。 フェアじゃない。」とリンは言った。

 リンの車は、5月3日に壊され、放置されているが見つかった。彼女は、保険免責額、 車から盗まれた保険をかけていないアイテムにかかる700ドルを探さねばならない。

 スティルウェルは、後にホテルは考えを変えたと言った。「我々は、 保険免責額と車から盗まれたいくつかのモノについての追加額を支払った。我々は決着した。」と言った。

 しかし、先週には、リンは決着について何も聞いていないし、何も受け取っていないと言った。

 

 結局、ドライバーは、バレに停めるにしろ、セルフに停めるにしろ、自らの車に十分注意しなければならないということだ。

「ラスベガスで言われ始めている必要な3つの言葉がある。ロック(lock)、取り(take)、隠す(hide)。」デュバルは言った。車をロックしろ!鍵を取れ! 車においてある貴重品は何であれ、隠せ!」

 そして、キーをバレに託すなら、自分が何をしようとしているか知っているか確認しなさい。バレ・ アテンダントがホテルのIDをつけているかどうか確認しなさい。車がどこに停められ、どのようにガードされているか尋ねなさい。 あなたのキーが車の中に放置されているか、バレステーションで管理されているか確認しなさい。

 「あなたの車である。」デュバルは言った。「もしあなたがそれに満足しないなら、自分自身で駐車し、ロックし、 鍵を取りそして隠しなさい」

 

 私もすっかりバレなら安全と思っていました。もちろん車内にモノを置いておくのは厳禁ですけど。

 以前のLVRJ の記事だったと思いますが、 車中にゴルフバックを放置していたドライバーが車の窓を壊されてゴルフバックを盗まれたというのがありました。これもバレでした。 もちろんその際も、ホテルは車中のモノについては一切責任を負わないということで、ドライバーは憤慨していたってな内容でした。 

 日本でもよく車内置き引きがあり、ずっと以前にうちの親戚もやられたことがあります。それ以来、我が家では口を酸っぱくするくらい 「車の中にバックを置いてはいけない」と言い聞かされました。そんなわけで、以前の記事では、「車内に、 それも見えるような状態でゴルフバックを置いているドライバーが悪い」と思っていました。

 しかし、今回のリンさんは…。車自体がなくなってしまうなんて想像だにしていなかったでしょうね。 我々ツーリストは基本的にレンタカーですから、保険に加入している限りリスクは保険でカバーされますが、 貴重な滞在時間をそんなアクシデントで無駄に費やすのは願い下げですよね。まぁ、ブログネタにはなりますが…(笑)

 

 じつは、今回のGW帰還時のダラーで借りたレンタカーが、フルサイズ4ドアで予約していたので、 てっきりいつもとおりセダンだとばかり思っていたら、なんとプレミアムカー。トランクがついてないハッチバック形状だったものですから、 買い物したら袋が外から丸見え。複数のショッピングセンターをはしごする我が家にとっては、けっこうヒヤヒヤものでした。 座席が6つついていても、ルーフが開いても、なんかいろいろと装備が付いていても、 やっぱりトランク付きのセダンが一番いいと思った我が家でした…(笑)

 

 おっとと、話を元に戻して。バレでも過信してはいけないということです。とはいえ、記事に書かれているように、 いつでも誰でも出入りできるセルフパーキングよりはバレの方が安全なんですよね。これからも、 注意をしながらバレに預けることにいたしましょう。

 オーガスタスタワー@シーザーズからセルフパーキングはあまりに遠く、 買い物袋を下げてカジノ内を歩く距離はできるだけ少なくしたいですからね…(汗)コスコで下着を買ったり、 知人に依頼されたコエンザイムを20本ほど買ったり、ブールバードモールで羽毛枕を買ったりする我が家は、 カジノ内を歩くとハタからじろじろと見られたりして、恥ずかしいので…。

 今回、最終日レンタカーを返す前に、ブールバードモールのディドロで羽毛枕を購入したものだから、 ベラッジオ内を両手に枕を入れた袋を提げて歩かねばなりませんでした。ブランド品の紙袋なら雰囲気に合いますが、枕ではねぇ~(汗) ベラージオでは珍しくスロットの女神が私に微笑んでくれて、メガ@ベラージオでダブル・ダブル・セブンで500ドルいただきました。 チケットを現金化するため、キャッシャーに言ったら、キャッシャーのおば様に「ルラバイ・タイムね!(笑)」なんてからかわれてしまって… (汗)