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2006年06月26日

●シルクでさえ多すぎることの影響を受ける LVRJから

Las Vegas Review-Journalから

 

  「ヘア・スプレイ」の終演は、シルクドソレイユがエルピスをテーマにしたショーが具体化の途中であるというニュースlといっしょになって、 ストリップはシルク・ド・サチュレイテッド(過剰供給)であり、 よりバラエティーさが必要であるといっている人たちを勇気付けはしない。

 

 MGMミラージの10のカジノ(プロジェクト・シティセンターを加えるなら11)おのおのがそれぞれのシルクを持つようになったストリップを想像することは、もはや不可能ではなくなった。 「もし我々が1年間に10か12の劇場を手にしていたなら、12の独特の(他と異なった) ショーを考え出すことができると信じている。」とシルクの取締役であるガイ・ ラリバートは最近述べている

 

 しかし、ビートルズをテーマにした「Love」のオープニング・ナイト・パーティ(ガラ)がじわじわと近づいてくるにつれ、 シルクでさえ大きな心の「Love」と莫大な予算のライバルである「ファントム・ザ・ラスベガス・スペクタクル」 の影響を受けないわけにはいかず、市場の残りをとる状態にあるかもしれない。

 7月4日にシルクの「Ka」は、4つ目のチケット価格69ドルを追加する。シルクは、 当惑することなく「Ka」にならい、「Love」でもこのエントリー・レベルのチケットを提供することを決めた。9月に、「Ka」 は今までの午後7:30と午後10:30のショーの開演時間を午後6:30と9:30に変える実験を行う。

 

 この動きは、「Ka」についての悲観的な口コミを立証しているようにみえる。そのショーは、 天文学的なランニングコストがかかり、人々はまだシルクのより古いミスティアを好み、 Kaの直線状のストーリーを語る試みについていけないという。

 当初においては、「Ka」の新しい価格は非常にマイナーな変化である。 MGMグランドの1950席の後ろのコーナーに早い時間のショーにおいては2列、遅い時間のショーでは4列設定するだけである。しかし、 シルクはまさに航空会社のようにゆっくりした速度でより安い席を付け加えたり、「マンマ・ミーア」がしたように、 誰も見ていないときに滑り込ませるといった座席を処理する能力を持っている。

 

 もし「シルクのような」ショーを受け入れるなら、目だったタイミングで「Le Reve」の手直しが報じられた。ウィン・ ラスベガスの社長、スティーブ・ウィンは、製作者(シルク出身者)であるフランコ・ ドラゴーネから1600万ドル近くでそのショーを買い取った。有力なアメリカの振付け師モーゼス・ペンドルトンは、運動競技の一座 「Pilobus」で知られており、手直しの先頭に立ちそうである。

ウィンは、ちょっと前にオフレコとして私に言った。「ショーをやり直さなければならない。ノン・シルクにするために。」彼は、 ショーを「官能的」で「舞踊的」にしたいと思っている。なぜなら、「ここでされたことが無い偉大なもの」だからと。

ドラゴーネについて?
え~っと、「Le Reve」のサウンドトラックをピンク・フロイドに置き換え、 火によって火と戦うという私の半分冗談のアイデアを実現するにはあまりに遅すぎる。しかし、ドラゴーネは、 以前からドアーズをテーマにしたショーをストリップでやりたいと言っているレイ・ マンザレックとのミーテンィグについて確認している。

 

 シルク飽和ではなく、私たちは、バンドのクラシックとロックの戦いを見ているのかもしれない。

 

 昨日、「なんでんかんでん掲示板」にNHK-BS2の「これがラスベガスだ~華麗なるショー」の感想を書きました。曰く、 「夫婦ともどもウツラウツラしてしまった」とか 「9月帰還の際にはLoveを見る気が無くなってしまった」など等

 シルク・ド・ソレイユのファンの皆様ににはまことに失礼な物言いの数々ではございましたが、やはり「シルクの増殖」 について同様の感想をもたれている方々がベガスにもいらしたんですね!

 

 WEB上で見る限り、そんなに評判が悪そうではない「Ka」にしても本公演間近の「Love」にしても、 供給過剰の兆候が現れてき始めているようです。

 そうだとすると、MGMミラージ系11カジノ全てがシルクに支配されるという悪夢は見ずに済みそうです(笑)

 

 私はやっぱり、ロックがいいなぁ~

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