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2006年07月20日

●ファントム@ベネシアン '06Jul フラットさん提供

 フラットさんからベネシアンの"Phantom The Las Vegas Spectacular"(オペラ座の怪人)のご報告を送っていただきましたので、転載させていただきます。

 フラットさん、ありがとうございます。

 


 

 先月からベネシアンで始まった「オペラ座の怪人」を観てきましたので感想を少々。


 まず劇場の位置ですが、数年前に「オートバイ博物館」 があった場所と言っても誰も判りませんよね。本館エレベーターホール手前に警備員によるルームキーチェックがありますが、 その右奥です。カジノ側から見ると2階へ上がるエスカレーターの奥です。

 ラスベガス大全にも書き込みがありましたが、この場所というのがカジノの直ぐ近くであり、 1500人近い観客が公演前に列をつくると一体どこが最後尾かも判らないような大変な人混みになります。 ドラクエの発売日を思い出しました(^^ゞ

 公演日程は火曜定休で平日は夜7時からの1部公演で、 週末のみ夜10時もあり2部公演となります。



 劇場内ですが、 一般的なオペラホールのように2階席が前方(左右)に大きく迫り出しステージを上から見るような構造ではなく、 ラスベガスの他のショーと同じような構造です。また、 ステージは他のマジックやアクロバチックなショーのように大掛かりな仕掛けが不要なためか、思ったよりもこぢんまりとしています。それでも、 様々なセットや仕掛けがありますが(^^ゞ



 今回の私のチケットはホスト経由でカジノから提供(コンプ)されましたが、 具体的なシート番号は他のハイローラー次第で決まるようで当日の開演3時間前にならないと決まらないのでそれまでは受け取れないと言われました。 午後4時過ぎに私がプレーするBJテーブルへスタッフがチケットを持ってきました。



 シートの位置ですが、 オーほどではないですがステージ面が見えるに超したことはないので5列目以降をお勧めします。しかし、 他のマジックやアクロバチック系よりはシートの位置には拘らないので、多少の左右や2階であっても満喫出来ると思います。

 それと、5億円を掛けたと言うシャンデリアシステムは、スタートと途中での見せ場になっています。これだけなら、 シート位置は1階後方か2階前がベストポジションかと思います。



 さて、肝心なショーについて感想を述べる前に少々。
私は、今まで国内も含めミュージカルやオペラなどは一度も観たこともありませんし、興味もありませんでした。それと、「オペラ座の怪人」 は映画も含め全く観ていません。唯一知っていたのはラスベガス大全にあった概ねのストーリーのみ。こんな私の観た感想記ですので、 みなさんと主観が違うことを御了承ください。



 ストーリーは至って簡単で、オペラ座の地下に住む怪人がオペラ座の 主演女優に恋いをする話しです。
 ご存知のようにオペラ構成によるミュージカルですのでセリフというか会話も全てオペラによる英語となります。普段の英語でさえヒアリング出来ない私にはこの歌詞は100%理解出来ませんが、上記のストーリーさえ知っていれば概ねの展開や流れは察することが出来ますので問題はないと思います。
 オペラそのものというのもなかなか良いですね。生で聞くと背筋がぞくぞくするというか感動します。 素晴らしい声量と歌唱力です。メイン曲は数日間は心に残り、つい鼻歌が出てしましました。また、 ベネシアンではカジノ内BGMでもショーの内容がそのまま流されているので、それを聞く度に舞台を再度思い出しました。


 舞台道具などは、あの狭いステージとバックヤードの中で良くもいろいろ出てくるなと裏方になった気持ちで関心してしまいました。ただし、他のラスベガスのショーと比べればステージの仕掛けや仕込みは無いに等しく見えちゃいます。もともと、マジックやアクロバチッック系ではないので、そんなものも必要ないのでしょうが。
 唯一、観客をびっくり&感動させるのが例のシャンデリアですね。このシャンデリアアクションは、NYやロンドンにもないと思いますので、これがラスベガスらしさを表現するために考え出されたアクションだと 思います。私は気に入りました。


 公演時間は、約1時間40分ですが、ショーなどのように途中で息抜き的な場面もなく、 スタートから一気にラストまで息継ぎなし状態で行われますので、あっという間にフィナーレまで突っ走ります。これは退屈もせず、 丁度良い時間だと思います。



 「オペラ座の怪人」を鑑賞した翌日にホストから「如何でしたか?」と聞かれたので、「なぜ感想を聞くの?」と返したところ、 日本人ゲストの方の中には退屈で子供だましのようなストーリーでつまらないという方が時々いるからとの事でした。これは、 自から楽しみにして観る人と、カジノから無料で観れるから取り敢えず観る人との感じ方の違いかと思います。 私も初ラスベガスの知人が来る度に定番のように「オー」へ連れて行きましたが、"つまらなかった"と言われた事が2回ほどあります。



 さて私の感想ですが、有償であったとしても観る価値があったと感じたか?と聞かれれば満足出来たと思います。ただし、もう一度観たいかと聞かれれば、 コンプであっても数年は観ないでしょうね。GWに観た「セリーヌディオン」であれば、もう一度観たいですが.....。 ショーなどとは違い一度観ればOKというのが私の感想ですが、 充分定番になるだけの内容と設備であることは間違いないと思います。

 ベネシアンはオープン直後から、ショー不毛地帯でしたが、これでやっと「ブルーマン」と「オペラ座の怪人」 というベネシアンの定番ショーが誕生したような気がします。

コメント

鈴木さん、フラットさん、こんにちは。

これは6/14に見てきました。ベガスへ行くことが決まったのが割と間際だったのですが、これは見たかったので、直ぐにチケットの予約をしました。

華やかなセットと歌が好きなので、最初から最後まで楽しめましたが、特に頭上のシャンデリアやラスベガスらしく、マジックのような仕掛けが面白かったです。

もし、オペラ座の怪人を初めてみる方は、映画の方を見ておくと、ストーリーが理解できて、舞台をより楽しめると思います。

私はフラットさんや他の皆さんとは意見が違い、セリーヌディオンの歌は好きですが、見る楽しみが少ないショーだったので、もう行くつもりはありませんが(前から3列目で見ました)、次回もこのファントムは行くつもりです。

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