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2006年08月16日

●米国TSAの取り扱いの一部変更 '06Aug

 '06Aug11時点の米国内空港でのTSAの取り扱いについての記事を紹介しましたが、 その後一部が変更になっておりますので、紹介しておきます。

 

 TSAのサイトから

 TSAは、液体とジェルをセキュリティ・チェックポイントと搭乗ゲートにおいて禁止することにより、 すべての合衆国内の空港でのセキュリティ手続きを変更している。いくつかの例外をのぞいて、 どのような液体ジェルも検査ポイントを通過すること、ならびに搭乗することは許されない

 

 液状医薬品の少量の1服については、 チェックポイントならびに搭乗を許可する。これは、8月10日に実施された当初の禁止からのわずかな調整である。

 

 現在、全ての乗客に対して機内持ち込み荷物ともにエックス線検査をするために、 靴を脱ぐことを要求している。

 

 

【禁止品目】

  • 検査ポイント通過後の搭乗エリアで購入した飲み物を持って搭乗することは許されていない。したがって、 搭乗前に消費しなければならない。
  • セキュリティ担当者が手荷物内に禁止品目を発見した時は、 機内預け荷物に移し変えるかあるいはチェックポイントで廃棄しなければならない。
  • シャンプー、練り歯磨き、香水、ヘア・ジェル、日焼けローション、これらと同様の全ての液体ととジェルは、 チェックポイントでの荷物検査による遅延を最小限にするために、預け荷物に入れることをお勧めする。

 

 持参される全ての品目を包括的にリストアップすることはできないが、以下のものは許容される

 乳児用調合乳、母乳、および一定の医薬品は検査チェックポイントを通過できるが、 これらの品目については物質検査を受けなければならないということに留意してください。警備官の面前でこれらの液体を味わうことは、 要求されない。

 

【電子機器】
 ラップトップ・コンピューター、携帯電話、iPod、その他の電子機器は機内に持ち込むことができる。 もちろんこれらの機器は検査チェックポイントで検査を受けなければならない。

 

【化粧品】
 固形あるいは粉末状の化粧品はチェックポイントを通過することができる。しかしながら、 これらは担当検査官の裁量に任せられる。遅延と激論を最小化するために、すべての化粧品を預け荷物に入れることをお勧めする。

 

 以上の取り扱いは合衆国で離発着するすべてのフライトに適用される。英国へのフライトについては、 TSAの警備官は出発ゲートで全ての機内持ち込み荷物の追加物質的検査を行う。他のフライトについては、ランダムなゲートにおいて、 検査が実施される。

 イギリス発着のフライトについては、機内持ち込み荷物についてイギリスの取り扱い方針が適用されることにご注意ください。 米国の扱いより厳格なこともあります。ご利用の航空会社で英国の取り扱いについての詳細をチェックされることをお勧めします。


禁止品目などの詳細


禁止品目】  液体、ジェル、噴霧器が禁止されている。

 

▼化粧品と個人用品目▼

  • エーロゾルスプレーボトルと缶
  • 全てのクリームとローション、例えばスオスポリンや救急クリームと軟膏、局部あるいは吹き出物軟膏、日焼けローション-、 モイスチャライザーその他。
  • 虫除けスプレーと防水加工剤
  • 目薬(118ml(4オンス)を上限として許される。4オンス以上については、 預け荷物に入れること。)
  • ジェルあるいはスプレイのデオドラント
  • ヘアスタイリング・ジェルとすべてのエアロゾルを含むスプレイ
  • ヘア・ストレートナー、デタングラー(髪の毛をまっすぐしたり、からみつかないようにする) CarmexやBlistexなどの唇用ジェル
  • 液状のリップグロスまたはくちびるのための他の液体
  • ゲルまたは液体を含む液状の泡ぶろは泡ぶろボールまたはバスオイやモイスチャライザー
  • 液体のファンデーション
  • 液状あるいはジェル、スプレイの香水、コロン
  • 液状日焼けローション
  • 液体石鹸
  • 液状マスカラ
  • 化粧落しあるいは洗顔クリーム
  • 処方箋の無い液状あるいはジェル状の薬、咳止めシロップやジェルキャップタイプの錠剤
  • マウスウォッシュ
  • つめ磨きあるいはリムーバ
  • 生理食塩水
  • シャンプーとリンス
  • 練り歯磨き

 

▼飲食品▼

  • 全ての飲み物
  • 圧力容器に入ったチーズ
  • 免税店のアルコールその他のアイテム  (免税店から直接航空機へ配送できるなら可能。しかし、国際線から国内線への乗り継ぎがある場合は、 かならず機内預け荷物に入れなければならない。空港によってポリシーが異なるので、直接問い合わせなさい。)
  • ジェルをベースとするスポーツサプリメント
  • Jellos(ジェロー フルーツゼリー)
  • プリン
  • ホイップクリーム
  • ヨーグルト
  • ジェル状の食品


 

▼その他▼

  • ジェル状のキャンドル
  • ジェル状の靴の中敷(許されていない。しかし、靴の構成部分となっているジェル状のかかとは許される。しかし、 脱いで検査を受けなければならない。)
  • ライター

 

 大全で論争になっていた目薬やコンタクトレンズの保存液ですが、118mlまでなら持込可能になりましたね。 うちの嫁さんもコンタクトレンズ使用者なので、「不便だわぁ~」と申しておりました。まぁ、 彼女にとってはコンタクトレンズよりもデューティーフリーショップで液状・ジェル状化粧品が購入できないほうが大問題のようです(笑)

 11日から比べるとだいぶ緩和されてきたようですが、基本的には液体・ジェルは持ち込み禁止です。チェックポイントでひっかかって、 他の皆様に迷惑をかけないように注意をいたしましょう。