●マカオは急速に極東のストリップになる LVSunから
ラスベガスの話ではありませんが、マカオにどんどんラスベガスの系列カジノが進出している中で、 2006年9月5日にウイン・マカオがオープンしたということで、 紹介します。
スティーブ・ウィンは、かつてポルトガルの植民地であったところにメガ・リゾートをオープンさせ、 友人であり競争相手でもある権力者シェルダン・アンデルセンとともにを新しいレベル~急成長するアジア市場~に上げて、 火曜日に中国におけるラスベガスの存在感を上昇させた。
まばゆい花火と彼のトレードマークのサインがホテルの最上階にアーチをつくりパリパリと輝いた。ホテルは、 ウインのラスベガスのリゾートをサイズダウンしたものである。ウイン・ マカオは600部屋の客室と5000人以上の従業員とともにオープンした。
正面の屋外には、ベラッジオを建てたときに設置した噴水に触発された噴水が踊り、音楽にあわせて傾き、照明されてウィンとして客達を迎え入れる。 (YouTubeの動画)
「トト、我々はカンザスにいるんじゃないんだよ」とレポーターをからかった。
オープニングの数分の間に、12億ドルのリゾートは約4,000人のギャンブラーとともに脈動し、ハイリミット・ ルームからあふれ出した人たちはすべてのテーブルのシートに座っていた。またたくまにレッド・カード・プレイヤーズ・ クラブのブースに行列ができた。ギャンブラー達は、ここで自分の賭けを追跡して、レイティングするためのカードを発行してもらう。
群集達は、世界的な次のギャンブルのメッカとしてラスベガスを凌駕する準備ができているマカオ他の人達に先行して味わった。
「私たちは、ラスベガスにいるんじゃないんだよ、それって素晴らしいことじゃないか」ウィンは、 オズの魔法使いにおけるドロシーの台詞を借りていまだ手がつけられておらず、 需要旺盛な市場へ大陸を越えて跳んできたことを説明し続けた。
ウィン・マカオのオープンは2004年5月にオープンした南中国ペニシュラ、アンデルセンの独立系カジノであるサンズ・ マカオに2年遅れで続くものである。
マカオ・カジノで莫大な利益を得たアンデルセンは、2007年オープンを予定しているベネチアン・ マカオでウィンの努力を抑えてトップに立とうとしている。
アンデルセンは、ウィンのカジノから車で10分の距離にあるコータイ・ ストリップとして知られるエリアにラスベガスのベネチアンと同じスイート部屋が3000を超えた祝典セレモニーに出席するために、 先月マカオに滞在していた。
そして、MGMミラージがこれらに続くことになる。
火曜日遅く(スケジュールより30分早かったが)にウィン・マカオの扉が一般に開かれる前に、ウィンと妻のエレインは、 マカオ最高執政官エドマンド・ホー、カジノ競争相手であるスタンレー・ホー、前のゴールデンナゲットオーナーであるティム・ポスター、 およびトム・ブライトリング、ボクシングのプロモーターであるボブ・アラムを含む数百人の招待された客をもてなした。
ウィン夫妻は客を80万ガロンの水をたたえた湖のふちに連れ出し、ベラジオーのうよな踊る噴水と打ち上げ花火を見せた。花火は、 チョコレート色のホテル棟の表面全体を横切って飾られたWynnの巨大なサインが輝くことによって終わった。(You Tube の花火の動画 動画2)
ウィン・マカオはマカオ市場において今まで見られてきたいずれのものとも対照的な位置を占めている。
以前はポルトガル植民地だったマカオは、中国商人の商品を吟味しているツーリストでいっぱいの玉石を敷いた通りを持っている。 そこでのカジノは、両こぶしを上げ、金切り声をあげ、賭けるときに3重にバカラテーブルを取り囲むギャンブラー達によっていっぱいだ。
ウィンは違った道を採用した。ウィン・マカオは、彼のトレードマークである庭園とヘンリ・マチスとピエール・オーガスト・ ルノアールを含む素晴らしい芸術作品をフューチャーする。
ほとんどのマカオのカジノがスペース一杯に可能な限り、バカラやその他のゲームのテーブルを詰め込むのに対して、 ウィンは顧客が休憩するためのカスタマー・ルームを設けた。オープニングに出席したカジノ業界アナリストは、ステータス意識が高い中国人が、街で最も贅沢なカジノ& リゾートでギャンブルをするために、群がるであろうと言った。
ウィンの隣に、先ほどのアンデルソンのパートナーであるギャラクシー・カジノがウィンの倍の高さがあるツイン・タワー・ プロジェクトをもっている。MGMミラージの計画は、ギャラクシーとウィンの隣に建設される。スタンリー・ ホーは傍観しているわけではない、市場の恐るべきメインカジノ達の一つとウィンから通りを横切って、 リスボンでの主要な拡張計画が進行中である。ブームがマカオにおけるギャンブル需要に対して供給超過となっているかを尋ねられて、ウィンは、ラスベガス現象に言及した。 「ラスベガスは、その質問に対する完璧な回答だ。訪問客の量は、街の成長に伴って増大した。素晴らしくないホテルは苦闘するが、 素晴らしいホテルは苦戦しない。」
ウィン・マカオは、ラスベガスの姉妹カジノと著しく類似している。ウィンの日本人パートナーオカダ・ カズオにちなんで名づけたオカダ・日本食レストラン、そして広東料理のウィン・レイを有する。 それは、午後10時から夜明けまで開いているウルトララウンジのトリストまでもある。リゾート・ スパのメニューは45の異なったトリートメント(治療)を有する。
ウィン・マカオには、山は無い。かわりにリゾートの車寄せに建てられた、 噴水ショーにとってのベストのシートとディナーを提供するイタリアンレストランのイル・テアトロがある。
ショッピングエリアには、ブルガリ、シャネル、フエンディ、ジョルジオ・アルマーニ、 ロレックス、プラダ、ティファニーマカオでは初めてのブランドショップとともに、ウィンのシグニチャー・ストアもある。
カジノには220のテーブル、マカオではとくにバカラが重視されているが、そして380台のスロットマシンがある。また、 中国人ギャンブラーにアピール好くゲーム、シック・ボーやファンタンと同様に、アメリカ人が好きなブラックジャックとルーレットもある。
記者会見のためにウィンは三つ揃えのビジネススーツをやめ、背中に「知識は恐怖を克服する」 と書かれたあまりフォーマルではない伝統的な中国シャツを選んだ。「経験は素晴らしいものである。我々には多くの経験があるが、 アジアでは無い。学ぶべきことはたくさんあるので、謙遜をもってアプローチしなければならない。」
ベガス以外のカジノには興味が無いので真剣に読んでおりませんでしたが、あらためて見てみると、なかなか興味深い記事ですね。
Wynnの戦略は、まさにストリップをそのままマカオに持ち込んでいるようなかんじです。一応、 「謙遜をもってアプローチしなければならない」と低姿勢のポーズはとっておりますが…。
笑ってしまったのは、ウィン@マカオの前にある噴水@ベラッジオ風味です。さすがにラスベガスではできませんでしたが、 マカオで思いをはらしたというところでしょうか(笑)とすると、後に続く MGMミラージの戦略は?ベラジオーを模すにしても、 すでに本家ウィンさんに噴水を設置されては、臆面無くそのままベラジオーの噴水を持っていくわけにはいかないですものね。
マカオにストリップ@ベガスが再現されるなら、のぞいてみたい気もします。ただ豪州カジノにいらしていた中国人ギャンブラー (記事にもあった両手のこぶしを握り締め、嬌声を発するような…)の方々が主要メンバーだと、遠慮したいですけどぉ~。