●フーターズ奮闘中 Las Vegas Sunから
フーターズはオープン1年の憂鬱と格闘している。 カジノはツーリストをなかなかとりこめない。オープン1周年を迎えるフーターズ・カジノ・ ホテルの有名なオレンジ色のショート・パンツからの成長は、ラスベガス・ストリップの明るい照明に対して目立つべく奮闘している。
短いショートパンツとぴったりしたタンクトップを着た巨乳の「フーターズガール」がチキン・ウィングとチーズ・ フライをサーブするフーターズ・レストラン・チェーンの創立者は、 モントピリアからマニラまでの盛大なファンファーレとマスコミ報道とともに去年の2月に最初のカジノをオープンした。
しかし、このところのニュースはかんばしくない。
否定論者達はチェーンのセクシーな女性のイメージがカジノに最も利益をもたらす富裕ツーリストやビジネス出張者のラスベガスのニューウェーブと同様にビジネスにとってクリティカルとなる女性のスロット・ プレーヤーにそっぽを向かせると予測した。
フーターズはネブラスカでは流行るかもしれないが、ラスベガスでは大した呼び物にはならない。 ドリンクをサーブする魅力的な女性を雇うことは、より若く、 より金持ちの顧客の奪い合いが激しくなったビジネスそしてカジノにとっては至上命令だからだと彼らは言った。それが真実だったかどうかについては証明されてはいない。
確実なことは、フーターズが直面している挑戦は、そのブルーカラー・ ブランドがより洗練されたラスベガスにおいて十分な客を勝ち取ることができるかどうかである。フーターズは、ハードロック、 アラジンそしてストラトスフィアが以前に学んだこと、 すなわちストリップの影にある独立系の新興企業が1年目に儲けることは基本的に難しいということを発見した。 新興カジノにはマーケティング面での筋肉が欠けており、それらは歩く方法を学び、その過程でつまづいたりする。
1995年にハードロックホテル&カジノがパラダイス・ロードにオープンしたとき、 ストリップから客をひきつけようと奮闘する際に、その困難な日々をしのぐために現金を充填してゆくことが必要だった。
その時期に望ましい客をひきつけたナイトクラブと音楽演奏会場のおかげでハードロックは成功した。 アラジンとストラトスフィアは当初破産し、新しい経営と抜本的な改装によって再生した。
より小規模のカジノは失敗をしている余裕が無いとブラザーズ・アナリストのジェイン・ペドレイラは言った。 「最初から完璧な印象を作り出さねばならず、ミスを重ねることはできない。もし、MGMが新しいカジノ&ホテルとしてオープンしたら、 グランド・ランニングを打とうとするだろう。すでにプレヤーとしてのベースとマーケテング基盤が存在するからだ。」
全米で100を超えるフーターズ・レストランにおいてカジノホテルを宣伝することによって、はその既存の固定顧客層を利用した。 しかし、「レストランへ来る客が、部屋を予約するか?」フーターズ・カジノの社長マイク・ヘスリングは言った。
新興カジノが直面する金融上のハードルは、現金の再充填、創造的債務編成、売却をしないで、 負債返済をカバーするのに十分なお金を得ることである。
フーターズ・カジノは去年最初の3四半期に1600万ドルを失った。しかし、ウォール・ ストリートでのキャッシュフローは520万ドルであり、 1300万ドルの借金の結果とし生ずる企業の年間負債返済額をカバーできるものではない。さらなる困難は、オープニング(2月) から9月までの平均客室稼動率が74%だったことだ。全ラスベガスの客室稼働率が90%であることからすると思わしいものではない。
ヘスリング社長は非常ボタンを押してはいない。実際、彼はカジノ・ホテルに感銘を受けているという。実に、 今までのフーターズの売り上げを倍以上にした。
「アナリストは四半期ごとにフォーカスを当てるが、これはマラソンであり、短距離走ではない」と彼は言った。
フーターズは、より売り上げの少なかったサンレモを引継ぎ、新しい顧客層を築くことから始めた。それは、ハラズ・ エンターテイメントやMGMミラージのようなストリップの巨大企業にとっては問題ではない。これらの企業は、 既存の顧客をひっぱって新しいカジノへ連れて行くことができるが、独立系の新興企業にとっては非常に重要である。
アナリストは、借金のためフーターズはより大きな波紋を作り出すほどの装飾的なアップグレードをする余裕がなかった。
中略
部屋のインターネット販売を開始したことにより、部屋単価は下がったが、稼働率は80% まであがった。
また、アナリストは、フーターズのスロット還元額が1台あたり平均67ドルであることに不平を言う。 典型的なラスベガスのスロット・マシンは1日に100ドルかそれ以上還元するが、それに遠く及ばない。ヘルシングは、十分な人がフーターズを訪れるというが、 カジノビジネスのバックボーンとなるより年長の中年カップルは十分ではない。「フーターズ・ レストランは6500万人から7000万人の人々を毎年惹きつけ、それは成功したアメリカの象徴である。いつも、若者達でいっぱいだ。 我々がしていないことが、典型的なラスベガス訪問者を惹きつけている。」とヘスリングは言った。
だからホテルは週末には断続的な訪問者である若者でいっぱいであったが、 週央を満たすより年上の客が十分ではなかったとアナリストのペドレイラは言った。
フーターズはより年長のギャンブラーをターゲットとしてスロットクラブのマーケティングをするとともに、より新しいスロット・ マシンを設置することもした。
当初話題だったフーターズもオープン1周年を迎えるんですねぇ~。見に行きたいと言いながら、 やはり夫婦二人でいつも行動している我が家は…、というか私は…、まだ行けていません(泣)
ニューフォーコーナー付近にはほとんど行かなくなってしまいました…。
だけど、スロットの平均還元額を見ると行く気がうせてしまいますね。 若いおねぇちゃんを見るだけのためにわざわざ行くほど若くはありません。 記事に書かれている年長ギャンブラーですからぁ!
【当ブログのフーターズ・オープンに関する過去記事】