●Lenny's Las Vegasから４題（2007.July.26）
１. ピラミッド計画 Pyramid Schemes
～ラクソーはよりヒップに変化しつつある
ストリップには新しいメガリゾートが建ちあがり、古いホテル－カジノが壊され、あるいは既存のカジノに劇的な変化が行われているようだ。過去１年間を振り返ってみなさい。ランドマーク・カジノのうちの２つ～スターダストとフロンティア（おっと失礼、ニューフロンティアだ）が新しい名前（どちらの名前もラスベガスとは関係無い）の何十億ドルもするリゾートに建替えられるために、無くなってしまった。
何年もの間、呪いのように思われるものから自らを引き離すことができないことを最終的に証明したアラジンは、とうとう売却されて「プラネット・ハリウッド」に改名した。トレジャー・アイランドは名前がヒップでないと決め付けて、TIに改名された。とはいえ、ほとんどの人はいまだにトレジャー・アイランドと呼んでいるが…。
そして今、ラクソーを所有する人たち（正確に言うとMGMミラージ）はエジプトのテーマが気に入らないそうだ。そこで、これからしばらくの間にカジノ・リゾートで起こることについて述べよう。その費用は、だいたい３億ドル、付属施設を入れると３億７５００万ドルとなる
古代エジプトをテーマにしたモノは、トレンディーなラウンジと超ヒップなナイトクラブを付加するために撤去されるだろう。焦点は、ラクソーのアトリアム（中庭）レベルを、家族向けのアーケードからよりアダルトな施設、レストランやラウンジ、エンターテイメント施設を付け加えるリニューアルにある。
ラクソーのピラミッドにある2500室の客室はリフォームされる。Nefertiti's Bar や the Isis and Sacred Sea restaurants のような古くなった施設の多くはすでにラクソーの歴史に記されているだけだ。そして、カジノの内壁にあるエジプトのヒエログリフやその他のシンボルは徐々に取り除かれている。
最初の施設であるホテル・ロビーの近くにあるアウロラ・ラウンジは、この春に Nefertiti's から置き換えられた。LAXナイトクラブなどの他の施設はレイバー・デーにオープンする。同じ名前のトレンディーなナイト・スポットの支店であるクラブは、歌手のクリスチーナ・アギレラを含むセレブな出資者を擁している。バーとラウンジの二つ Noir と Flight は LAX に隣接して、この晩秋にオープンする。
カジノの中央に位置する Liquidity（液状）と呼ばれるバー（キュートか？）は、秋にオープンする。Isis and Sacred Sea に置き換わって、カジノの上階に位置するレストランとヨーロッパスタイルのラウンジである CatHouse も同様である。ハードロックで"Simon Kitchen and Bar"を経営するセレブなシェフ Kerry Simon （公式サイト）が料理長をつとめる。
他にもたくさんの変化があるが、述べるスペースを使い果たしてしまった。ラクソーがそのピラミッドの形を除いて、完全に違う外観と雰囲気を持つであろうことを保証する。フォーカス・グループがラクソーの名前を変更することに反対し、ピラミッドを男根崇拝のシンボルに変えることに反対したことを神に感謝します。ゲーミング・リサーチUNLVセンターの所長デビッド・シュワルツは、「それこそが街が進んでいく道である。戯画的テーマを持つプロパティはより少なくなり、若いヒップな聴衆を惹き付けるものが多くなる。」と言った。デビッド、そうかもしれないが、戯画的なものは私が知っているどのナイトクラブよりもずっと前からあったんだ。
タイトルのPyramid Schemes ですが、これって「ネズミ講」の意味もあるんですね（笑）それはさておき、７月２５日に紹介した「ラクソーの変化 Vegas Luxe Life から」の関連する話題ですね。ピラミッド・シェイプを除いて、がらっと変ってしまうラクソー！なかなかに楽しみです。
この流れからすると、MGMミラージの次のリフォーム・ターゲットはエクスカリバーでしょう。さて、どんなスキームを持ち出してくるか…。といっても、ナイトクラブ、レストラン、シルクの３点セットなんでしょうけど（笑）
２. ROLL FOR A COOL MILLION
こんなのはどうだい？８人の幸運な人たち（様々な国内ラジオ局から選ばれたラジオ勝者達）がコメディアンの Rodney Carrington （公式サイト）に会い、そして１００万ドルを勝ち取るチャンスへの参加のためにラスベガスへと飛んで来る。キャピタル・レコードとMGMグランドとの提携により、各競技者はクラップス・テーブルで５つの特別なダイスを投げる２度のチャンスを得る。５つの特別ダイス全てにおいて印をつけられた面を出した競技者は、キャリングトンの新しくリリースされるCD "Rodney Carrington King of the Mountains"において名前が公表され、百万長者になる。もし見たいなら、この金曜日７月２７日午後２時３０分～３時にMGMグランドのカジノフロアにおいて行われる。
う～ん…。だからどうしたという突っ込みを入れるしかありませんなぁ～（汗）
この時間にMGMへ行ったら、Rodney Carrington を見れるかもしれないという話題だったんでしょうか？笑いの質が異なるせいでしょうか、米国のコメディアンはあまり面白いとは感じませんねぇ（汗）
３. ピカソがピカソを鑑賞
もしあなたが美術愛好家なら興味があるだろう。芸術家パブロ・ピカソの孫であるベルナルド・ルイス・ピカソが、Bellagio Gallery of Fine Artに貸し出している３０点以上のピカソの陶器のユニークな展示ツアーに来る。訪問中に、ルイス・ピカソは街の文化的成熟に寄与したとしてオスカー・グッドマン市長と政府から表彰を受ける。金曜日の午前１１時から、the Bellagio Gallery of Fine Art において行われる。"巨匠の手の中に:ピカソの陶器と宝:パブロ・ピカソの遺産"（"In the Master's Hands: Picasso's Ceramics, Treasures from the Estate of Pablo Picasso"）のチケットは、１７ドル、ネバダ在住者と６５歳以上は１４ドル、学生は１２ドルである。
う～ん、これもピカソの孫を見たいなら、金曜日の午前１１時にベラジオへという話題なんでしょうか（大汗）ピカソ本人ならまだしも、お孫さんはあんまり見たいなんて思わないんじゃないんでしょうか…。
４. 勝利に遅すぎるということは無い
我らの公正な街を訪れて１０００連敗しているにもかかわらず、あなただってラスベガスで勝てるのだということを示して、コラムを終えようと思う。
１９４６年にオーストラリアのブリスベンからラスベガスへ移住してきた元ウエイトレスが、ダウンタウンのフリーモントで$10,762,067（12億9144万8040円 $1=\120） メガバックスのジャックポットを当てた。「スロットマシンが大好きなの。特にメガバックスが」匿名希望８２歳の女性は言った。「１９８７年にメガバックスが初めてここに登場して、遊んだのを覚えている。このジャックポットが私のものだということを感じたわ。メガを止めずにプレイし続けてきて良かったと思う」
もともと彼女は、VIP顧客に提供されていたプロモーションの４パック・コーヒー・ドリンクをもらうために来た。彼女の一番最近のジャックポットは、２０年前スターダストでゲットした１２５００ドルだと彼女は言った。「ついていると感じてたの。午後早くに別のカジノのキノ・マシンで４００ドルをゲットしたの。でも、フリーモントが私のお気に入りで、ギフトをゲットするために来たのよ」
「私はすでにこのマシンだけで６００ドルもゲームしてたの（もし彼女に子どもがいたら、たくさん遺産を残せた）。マシンに話かけたの。すっごく私イライラしてるのよって。」（マシンに話しかける人たちって、愛らしいじゃないか？）「私がもう１枚１００ドルを入れて、次に引いたら、当たったの。メガバックスのシンボルが回ってきて、１万ドル当てたかと思ったわ。」賞金は教会と家族にやり、自分自身はバケーションに行くと彼女は言った。「私は１１人兄弟の末っ子で、一人の兄と二人の姉がブリスベンに住んでるの。２０年も戻ってないから、できるだけ早く里帰りするわ」と彼女は言った。"レニー早期退職基金"への寄付については何らコメントは無かった。
おおっ！８２歳のウイナーですね。メガに７００ドルもつぎ込めるとは、相当の金持ちのようです。月にどれくらいギャンブルにつぎこんでらっしゃるんでしょうか。お子さんはいらっしゃらないようなので、教会と兄弟にいっちゃうんですね。いくばくかを早期退職基金に寄付してあげて欲しかった～（笑）
そのほかには、８月１日にMirabelli Community Centerで行われるチャリティー・カーニバルの話題がありました。
