●ストリップのミュージカルはラッキー・セブンへ LVRJから
Las Vegas Review-Journalの記事によると
先週からナンバー7についていやというほど聞かされているかもしれない が、ラスベガス・バージョンのブロードウェイ・ミュージカルにとっては支配的な数字となっている。
ストリップにおける4作品のうちの3作品、「モンティ・パイソンのスパマロット」、「ザ・プロデューサーズ」、そして「マンマ・ミーア」は現在、1週間に7公演行っている。「ファントム~ラスベガス・スペクタキュラー」だけが8公演のスケジュールだ。しかし、2006年6月にオープンしたときの10公演から減らしている。 「ファントム」と「スパマロット」両方ともに最近公演回数を減らした。
短縮版「ファントム」は同じ週にオープンしたシルク・ド・ソレイユの「Love」との公知の競争に折り合いをつけたようである。ビートルズをテーマにした作品は、いまだ週に10公演行っている。
さもなければ、当初の予想からの公演回数の減少は、聴衆と演者にとって勝者であるかのように聞こえる。「我々はショーを揺り動かす真新しいものを持っている。」とよりよい劇場に出演してきたスパマロットのスター、ジョン・オーハレイは言った。「私たちに必要だった結果として望んでいたショーを持つことができた。」
「ファントム」の共同制作者スコット・ツァイガーは、ブロードウェイにおいて作品は、別の作品とのみ競争をすればよい。しかしラスベガスにおいては、ショーどうし互いに競いあう以外にもタフな競争相手をもっている。今ではショーは、50以上の他のものと競い合う。遅い時間には、ナイトクラブとも競わねばならない。」と言う。
ショーの上演時間は残された試行錯誤の項目である。オハレイは、「スパマロット」のほとんどの公演を、客がプールから出て準備をする時間を与えるために、7時から8時に移動させたことにより大きな違いが生じたと言った。
午後10時とか10時30分のレイトショーはすでに過去の物となっており、たぶん土曜日だけのオプション公演時間となるだろうという点について多くの興行主達が合意する。「他にもたくさんの選択肢があるにもかかわらず、夜遅く暗い劇場に座ってショーを見たいと思うか?」ツァイガーは言う。「ビジネスのパラダイムは進化している。ライブのエンターテイメントの興行主と製作者は、素早く市場に適応しなければならない....。私は市場におけるいかなる信頼をも失っておらず、我々は素早く対応しなければならない」
訳がヘタクソなもので、ちょっとわかりにくいかと思いますが、要点は2つ。一つ目は、ベガス短縮版ブロードウェー・ミュージカルは週7公演となった(平日1公演、週末2公演か?) 二つ目は、ショーの上演時間の設定はまだ試行錯誤の時期なのだが、少なくともレイトショー(午後10時とか10時30)は過去のものとなり、あったとしても土曜日のオプションにしかすぎない。
結局、ミュージカルに限らず、これだけショーの数が多くなると1日に2公演のチケット販売はしんどいだろうということですよね。強気なのはシルクだけ。とはいえ、シルクも特別価格のチケット販売を始めたりしていますから、ショーのチケットは供給過剰気味になっているのかもしれません。
もう一つの公演時間ですが、以前はディナーをいただいてからショーへというパターンも選択肢としてあったのですが、最近のショーはほとんどが7時とかになってきましたよね。ナイトクラブが増えてきて、深夜の集客はこちらに絞られてきたということでしょうか?有御飯を食べてからショーへ行くと、こっくり、こっくりしてしまう危険性が高まりますので、早めのほうが良いのかもしれません(笑)