2000年09月28日
●スロットトーナメントご招待?
GWのラスベガスから帰ってきて数日後、 カジノホストのBBさんからE-Mailがとどきました。日常生活へのリハビリも始まっていないというのに、その日のうちに、 「another trip」の予約メールを出してしまう、どうしようもない私たち…(汗)
その、予約の返事の中に、スロット・
トーナメントの文字が!FVEGASなどで、
VPトーナメントとか の噂は聞いていたものの、スロット・
トーナメントがいったいどんなものか良くわかりませんでした。
NYNYでは、しばしば、シルクハットをかぶった背の高いおっちゃん(アンクル・サム?)
が、ロープで周りを囲んだスロット台の付近で、「ワァイ、
ワァイ、なんとかぁ~!」と叫んでいるのを目にします。
台の前に座った人たちは、ただひたすら「Maxベット・ボタン」を押しつづけます。
これが、スロットトーナメントだったのだろうと思うのですが、「参加費用は?」「勝ったら、
クレジットもらえるのかなぁ?」など解らないことがいっぱい!そこで、BBさんに「詳しいことを教えて!」とメールを出すと、こんな返事が孵ってきました。
でも、 「ご招待なの?、それとも、参加費用がいるの?」「賞金が、1万ドルで、
150位くらいでも50ドルもらえるとすると、参加費用はいったいいくら?結構高いんじゃない?」
などと夫婦でせこい会話(笑)
「前々から、あなたは(嫁さん)やってみたいって言ってたし、HPネタにもなるから、参加料かかってもいいじゃない!こちらに着いたら、
情報があります!って書かれてしまうと、これ以上根掘り葉掘り聞けないでしょ!」と気の弱い、
典型的A型性格の私は言うのでした…汗
その後も、ピカソやらミスティアの予約を取ってもらうのにメールのやりとりはするものの、
スロット・トーナメントについての話題は出ないので、出発数日前の、こちらからの送信文の中に、さりげなく(汗)、
「色々とお手数をかけて申し訳なかった。私たちは、今回の滞在で、ディナー、ショーそしてスロットトーナメントを楽しみにしている。」とスロットトーナメントの文字を忍び込ませたのでした(笑)
Pick'em惨敗? kokosanの憂鬱…
チェックインのドタバタから、
即ピカソそしてミスティアへと出て行ってしまったものですから、
チェックインの時にもらったファンブックやらメッセージなどの書類は確認しないまま。ミスティアから孵ってきたのが午前1時前…。
「カジノへ行かずに寝れるか!
」とラッキードッグに着替えてカジノへ…しかし…$1 Pichk'em 惨敗!。「どうして出ない(泣)GWの4カードの嵐はどこへいってしまったの?」$100が5分も持たない最悪の事態…。どうする?
コンプのノルマ。1日目標の500Ptsに程遠い。いやいや、まだ初日。資金配分も考えなくては…
とにかく水を仕入れにウォルグリーンへ。
部屋に帰ってベッドに入っても眠れない。今夜は、寝酒のビールも飲んでないし…なにより、Pick'emがぁ~(泣)ベッドからむっくり、起き出し
「あかん、眠られへん!
ちょっとビールを飲んでくるわ」と言うと、嫁さんは「私も行く!」。おお、
同士よ!(笑)
2人して、エンパイアバーで Pick'em 。どうもボブダン戦略が今ひとつ信じられない情況で、
ストレート系と絵札残しという方法でやると、そこそこもつようになってきました。「いいかもしれない。これなら、ノルマのポイントもOK」
一時的には、400クレジット弱までいって、ホッパーがオーバーフロー。「もう、4カードが出そう!」と続けていると、潮が引くように、クレジットがどこかへ…(泣)でも、
ノルマポイント稼いだからよしとするかぁ~。
すると、嫁さんが「MGMのライオンちゃんのところへ行こうか?」(スロット超能力者SATOさんに教えていただいた良く出る台)と言う。「えっ?もう、6時やでぇ~。まぁ、いいかぁ。
つきが変わるかもしれないしね。」と、朝日の中をMGMへ…が、しかし…惨敗!帰り道、
歩道橋から見上げる太陽がまぶしかったこと…
と、いうことでその日ベッドに入ったのは、もうすっかり、日が昇った7時前だったのでした…
●スロットトーナメント昨日に登録?
隣の部屋の笑い声(ほんと、 何が幸せなのかキャピキャピ笑ってやがる…失礼!戦績が悪いと何にでも腹がたつ(笑))、掃除機の音、 そして極めつけは、毎度おなじみのマンハッタンエクスプレスの「ゴー、ワー!キャー」しっかりと、10時30分には目が醒めたのでした。 やれやれ…ふと、 電話機に目をやるとメッセージの存在を告げるランプ。昨日から点いてた?急いで聞いてみると、何やら 「VIPラウンジでインフォメーションがある」とのこと。急いで、昨日受け取ったメッセージの紙を見る。「えっ!(驚) VIPラウンジでインフォメーションを受け取れ?レジストレーションは、9/14木曜日午後3時~8時。Village Eateries」 って書いてある。「しまったぁ~スロットトーナメントの登録は昨日やんかぁ~」とはいえ、例え昨日このメッセージを知っていたとしても、ピカソにミスティア、 とてもレジストレーションできる状態ではなかったよなぁ~
急いで着替えて、VIPラウンジへ。名前を告げるとあっさりと柿色の大きな封筒をくれる。
とりあえず座って読もうということで、朝食にハンバーガーを買って、食べながら内容の確認。「腹が減っては、戦はできぬ」
(あ~古くさぁ~笑)「これって、スロットトーナメントの説明とレジストレーション用紙だよぉ~BBさん、
ちゃんと登録しておいてくれたんだ。」(トーナメントのルール等はこちら)。大変だぁ~会場にいって、登録しなくっちゃ。係りの女性に紙片を差し出すと、あっさりレジスト。なんだ、
今日でもOKだったんだ。新たな用紙に、参加時間を記入して渡してくれる。11時30分と3時30分。なんちゅう、時間の設定じゃ。
他のカジノへ行かせない意図か?結局、参加費用は無料。やっぱりご招待だったんだ(笑)そのうえ、NYNYロゴ入りのフリース
(冬用だわな)までいただけた(嬉)
いよいよ、私たちのセッションの開始。まずは、私が参加。箱の中から、ビンゴで使うよな、番号のついた玉を引くと、
それが自分のマシンナンバー。
懐かしのアンクルサムのおっちゃんが、 「手をあげて!スタート!」と号令。いっせいに、マックス・ベット・ボタンを憑り付かれたように押し始めます。
マシンの上部に電光掲示板があって、それぞれの獲得ポイントを表示します。
実際のマシンより当たりがよく出るように設定してあるとはいえ、なかなか点数はあがってくれません…汗 結局、「ダブル・ダイヤモンド」
が複数来て、一挙に点数を獲得しなくちゃ、だめということです。アンクルサムのおっちゃんと、自由の女神のお姉さんが、各マシンを回って、
「ダブル・ダブル・ダイヤモンド」といいながら、スロット表示窓をナデナデしてくれます(笑)
ここで、謎が氷解!アンクルサムのおっちゃんが、
「わい、わい、
なんとかぁ~」って叫んでいたのは、
「ダボー(double)、ダボー、ダイヤモンド!
」だったのです。
結局、私は16,059pts、嫁さんが16,567ptsで、
セッションの真中くらいの成績でした…汗 当然、賞金$10,000は遠い夢(泣) 次の日のセッションは放棄してしまいました。
ごめんなさいBBさん。だって、このスケジュールだと、午後4時まで動きが取れないことになってしまうから…と、
言い訳をしながらも負け犬たちは、
その場を立ち去ったのでした…(泣)
そういうわけで、賞金の支払いは受けず、授賞式にも出席しなかったので、
これらの内容をご報告することはできませんです。はい。すみません。中途半端で!
●短期間でしたが、HPを閉鎖…?お母さんが夢枕に…
今回は、スロットトーナメント、 レンタカーでのショッピングとドライブ等、盛りだくさんの計画を立てていたのですが、初日のトラブル以降、ドタバタの連続(笑)。 朝は11時頃に起きて、 ブランチ。動き出すのは、12時以降。必然的にNYNYに戻ってくるのは午後9時過ぎ、それから、午前5時頃までカジノという5日間でした。
ところが、先にも書きましたようにPick'emがとことん不調。「ボブダン戦略では、
Pick'emに対応できなくなっているのではないか?」
とFVEGASの達人の皆さんにお聞きしたところ、「コールドストリーク(不運)
にぶち当たっただけ。
それに対応する覚悟と十分な資金がなかったのだ。」という助言をいただきました(感謝)。
「たとえ有利なVPゲームであっても、
1trip程度の期間では、大勝・大敗のリスクは必ずつきまとう。」ということだそうです。と、すると前回がその大勝で、今回が大敗ということか…。う~む。
少ない経験からどうのこうの言うのは危険だと思いますが、「そうなのかなぁ~?」
前回との比較はもちろん、ボブダン修行の感覚と全然異なっているような気がするのですが…。これについては、
12月にも再度挑戦するつもりですので、ペンディング(保留)ということにしておきます。
VPがそういう情況で、今回はボブダン修行をつんできた嫁さんも、
「ダメ!やっぱりスロットだわ!
」とVP離脱宣言(汗)でも、スロットも出ません。
ある程度の資金をつぎ込んでいるし、エンパイアバーの中はPick'emもそこそこは当たり、持ったので、
ノルマPtsはそこそこ溜まってきていますが…大敗。
夫婦2人で落ち込んできます(泣)
「あかん!
こんな状態やと、12月の次のラスベガスは無いで…、
多分。なんか、落ち込んでくるばっかりやからね。」と私。「ほんとやね。全然だめやね。」
と嫁さん。「今年の3月に立ち上げたばっかりのうちのHPも、
12月の旅行記を最後に閉鎖かもしれないね…
」とドツボ状態でありました。
果ては、3日目の朝、「昨晩、 お母さんが夢の中に出てきて、私を非難するの!」と嫁さん。幽霊話になってきました(笑)嫁さんは20代のときに母親と死別しているのですが、ラスベガス帰還の際には、いつも、 うちのお墓と嫁さんの方のお墓の両方にお参りしていたのです(調度、帰還の前にお盆やら彼岸やらがあるというのも関係しているのですが…)。 墓参りの折には、うちの嫁さんは必ず「ラスベガスでメガバックスが当たりますようにお願いします。」とか、「ラスベガスで儲かりますように」 と祈願しています(笑)今回も、帰還前にお墓参りへ行く予定だったのですが、直前バタバタしていたこともあって、 嫁さんの方のお墓へは行けなかったのです。そのことが、嫁さんの潜在意識の中で引っかかっていて、そんな夢を見たのでしょう。
ところが、
その日(16日)の夜…
●嫁さん初納税、続いて私も初ロイヤル初納税
嫁さん、初納税
ところが、 お母さんが夢の中に現れたその日の夜!嫁さん初納税です。パチパチ(拍手)「お母さんが出させてくれたんだわ! 」 ハイハイ。画像から解るように、 「ダブル・ 77・ ダブル」 となっています。「77・77・77」にダブルが2つということで、4倍の配当になります。配当金額は、300×4で、$1,200…最悪… (汗)
なぜ、最悪かと言うと、マシン系で賞金額が$1,200以上のジャックホットが出て、
賞金がハンド・ペイされる場合には、我々エイリアン(外国人)は30%の税金を差し引いた残り(賞金の70%)しか受け取れないのです
(テーブル系のゲームではいくら勝とうがネバダ州に税金を納める必要はないそうです。)ですから、嫁さんがハンドペイで受け取った金額は、
$1,200×0.7=$840となるわけです(泣)$360納税。
ちなみに、嫁さんはその日、続いて、知らずに$5スロットに$20札を投入。自分では、
$1スロットと思い込んで「4クレジットしか表示されない。この機械壊れてる!
プンプン」とつぶやきながら、
マックスベットボタンを2回プッシュ。すると、小当りJP(200枚ですから、$1なら$200の小当り。でも、$5スロットだったので…)。
賞金$1,000パチパチ(拍手)無欲の勝利とはこのことです(笑)で、
賞金額が$1,200以下ですから、無税!
賞金額$1,200だと、受取額が$840で、賞金額が$1,000だと、
そのまま$1,000というのは、それがシステムだといわれればそのとおりですが、なんか腹たちますね(笑)
(注意)
日米租税条約の改正によって、2005年より日本人についても源泉非課税となりました。
嫁さんの納税を見せ付けられて、私としては、 我が家の家計にとっては、 良かったと思うものの、当然、 面白くありません (汗) プンプン
しかし、Pick'emは相変わらず絶不調。
エンパイアバーのカウンターの機械なら少しは続くものの、4カードは出ません(ところで、
深夜パーのカウンターでVPを長く続けていると、ある程度時間が経つとドリンクの請求書を回収してしまいます。つまり、
長時間VPをやっていると、
飲み代が無料になるわけです。これを知らなかったもので、
バーテンダーが請求書をヒョイと持っていった時、「??」状態でした。)さらに、
週末になるとウダウダ喋りながらカウンターを占領するオッサン達が全く動かず、好きな台でプレイすることができません…。「あの台、
出るのになぁ~早くどいてくれないかなぁ~」と恨めしそうに、おっさんのほうをチラチラと見るんですが、
知らぬふりでベラベラおしゃべり続行中…。イライラはつのるばかりです。
「あかん!戦略変更だぁ!」
ということで、今回は、もうPick'emはあきらめて、JB9/6に的を絞ることにしました。今回は、ノートPCを持っていったので、早速ボブダンで、JBの勘を取り戻すべく練習。
よし、準備万端整った。いざ、勝負!
波はある
(あらあら無くなってきちゃったぁ~後、20クレジット~と思っていると、フラッシュやら4カードが出て、回復。調子いいじゃん!
とバーのバンドの音楽に合わせながら、HOLDをやっていると潮が引くように、また20クレジットへ)
ものの、 Pick'emよりは、はるかに持ちます。50¢デノミですんで、$1Pick'emほどPtsはたまりませんが、ロイヤルが出て初めて、フルペイに近づくJB台では、
軍資金が続くかどうかの方が心配。 Ptsは、順調に溜まるものの、軍資金が吸い込まれていくという情況が続きました(でも、
これでコンプ・ノルマは達成だぁ~ほっ!)新たに、札を投入すると、
その後しばらく調子が良くなると感じたのは私の錯覚なんでしょうか?
そして、嫁さんが初納税をした翌日。ついに私にもその時がきました。初ロイヤル!
パチパチ(拍手)
へっ?!って感じでした。だって、何度も後1枚でロイヤルという情況があって、「クソー!
おしい」って歯噛みして、何にも考えなくなったとき、突然画面に「CALL ATENDANT」の文字が表示されて、あの懐かしいメロディーが流れ出したのです。
ラスベガスにいる時しか覚えてられないあのメロディー(年取って、記憶力が悪くなっただけというハナシもあるが…汗)
「やっ、やったぁぁ~」4,000枚だけど、
50¢デノミだから、
$2,000。
やっぱり税金取られて$1,400(シクシク)「$1でやっとけば良かったァ!」
アテンダントさんが来て、「英語でアドレス書いたものある?」というので、
パスポートと国外免許を渡して、
待つこと十数分(この間がたまらんのですよねぇ~。至福の時 笑)
やっぱり、12月以降もラスベガスに来よう!HPも続けよう!と心に誓ったのでした…(笑)
まず、パスポートと国外免許証を返してくれて(どうも、
私は初ロイヤルで相当の興奮状態だったらしく、返してもらったパスポートと国外免許証をどこに入れたのか記憶が飛んでいたのでした…
カバンのポケットを探りながら、ここじゃない、そこでもない…と青くなりました(笑)やっぱり、
私は小市民
(汗))、次に納税証明書
(上の画像)をくれて、JPを当てたときにくれるNYNYのTシャツくれて、その他宣伝みたいなパンフレットをくれて、ようやくハンドペイ。
なぜか、このときは、100ドル札だけで、最後の5枚の20ドル札はありませんでした。「げっ!チップあげなくちゃ」喜んでいたとはいえ、
まさか100ドルをチップするわけにもいかず、アテンダントさんに両替してもらって、お払いいたしました。悪かったかな?
その後、嫁さんが巡回に来ます。「でたよ、ロイヤル!」
「えっ?!すごぉ~い。いくら?
」と嫁さん。「税金引いて、
1400ドル! 」「じゃ、
あなたが400ドルで、私が1000ドルね!」
ときついお言葉。「えっ?!私が当てたんだよぉ~」「でも、つぎこんでるでしょぉ~」「うっ
(沈黙)」(反論できない…)「はい!
」と手のひらを差し出す嫁さん。
1枚2枚と嫁さんにハンドペイ(汗) 抵抗もできず、私の取り分は400ドル
(アテンダントへのチップを含む)に確定(泣)
「もう1回当ててね!これじゃ、元取れないから…
」と捨て台詞を残し、嫁さんは立ち去っていったのでした…。