ピカソ(ベラッジオ)の憂鬱 1
大全で「ピカソ」の話題をとりあけた際に、「予約が取りにくいことで有名。最優先は、ベラッジオのカジノゲスト、次にベラッジオの宿泊客、その次がミラージュグループ(ミラージュ・トレジャー・ベラッジオ)の宿泊客。それ以外の予約はまず無理だろう。」との記載がありました。しかし、わがNYNYが属するMGMグランドグループがミラージュグループを買収したという状況下で、「カジノホスト経由なら予約を取ることが可能かもしれない。ダメ元でいっちょう、お願いしてみるか」ってなことになりました。都合の良いことに(ゴメン!)ちょうど嫁さんの誕生日が9月○×日だったので、ホストへのメールに「嫁さんの誕生日にディナーとショーに連れて行きたい。ついては、ピカソとミテスィアの良い席の予約をお願いできないだろうか?」と情に訴えることにしました(メールの場合は、翻訳ソフトが使えますから、少々込入った内容でも大丈夫 (笑))
その後、「食事の提供は続いているが、絵が無くなったということを知っているか?」とか「○×日は無理だが、他の日にするか?」といったうじゃじゃしたやり取りの末(「取れないなら、取れないで、そう言ってくれたらいいのに」なんて思っていましたが、BBさんは努力してくださっていたようです。)、ようやく出発数日前に予約が確定しました。それが、到着日の午後6時(ピカソ)と10時30分(ミスティア)。「到着日当日ってのは、ちょっときついけど、LAS到着予定が午後1時19分だから余裕だね。レンタカーでぐるっと回って、NYNYにチェックイン後、シャワーを浴びて、ピカソへ行けるね。」と夫婦で話していたというのに…何が何が…そうは問屋が卸さなかったということでありました。
結局、NYNYにチェックインして、部屋に入ったのが、午後5時55分。予約に遅れることは確定です…。すぐさま、ピカソに電話。「飛行機が遅れて、予約の時間に遅れそうだ。」というと、「解りました。もう、部屋に着いておられるんでしょ。数分後にお会いしましょう。お待ちしております。」とのこと。えっ?数分後?って、ベラッジオに泊まっていると思ってるのかな?まぁ、いいや。さぁ、大変だ。急がなきゃ。服を着替えて。と、先ほどフロントでもらったメッセージの紙片を見ると。「MARIE
FROM BELLAGO RESTAURANT PLS CALL CONFIRMING DINNER RESV.630P FOR 2PEOPLE」と書かれていました。なぁ〜んだ。「予約は午後6時30分になってるんだ。なんとか間に合うよ!」
ちんたら、レンタカーなど運転してられない。タクシーじゃぁ〜それ急げ。
というわけで、ピカソに到着したのが、午後6時32分。受付に向かうと、「お客様は遅れられましたので、ダイニングルームの方をご用意できません。なんちゃかんちゃら」とのたまう。えっ?えっ?と思っていると、女性マネージャらしき人が、男性を押しとどめて、「ファイン。どうぞ、こちらへ」と外のテラスへと連れ出していったのでした。
「どうする?いくちゃん。外で食べさせられるなら"No Thak you"
って言うなら、今のうちだよ。でも、BBさんに無理言ってとってもらったこともあるしなぁ…席が空くまで、待つっていうのも、10時30分からミスティアがあって、その1時間前にチケットをピックアップしなければならないから…時間がないね。」「まぁ、しょうがないね。腹立つけど。」「遅れるって電話したのが、やぶへびだったのかなぁ…」と言っているまに、食前酒のオーダーをとられ、フォークなどのセッティングもされていったのでした。食事のサーブをしてくれるお兄さんは、すこぶる感じのいい人なんだけどなぁ〜。
「どちらのホテルに滞在されていますか?」とお兄さんは尋ねました。「うっ!ホテルがミラージュグループじゃないから、差別されてるんだよ。きっと(泣) このテラスはダイニングの席が確保されるまで食前酒など片手に待つところだよ。それで、お兄さんは、宿泊ホテルを聞いたんだよ。」とは嫁さんの弁。もう、すっかり疑心暗鬼の世界です(苦笑)
ただ、この時期は、日中は暑いですが、夕方になってくると、だいぶ気温が下がりジャケットをきていても、そんなに暑くは感じません(でも、帰るとき中へ入ったら、やっぱり中の方がクーラーが効いていて涼しかったぞぉ〜。)目前で繰り広げられる噴水ショー、そのバックはもちろんパリスとアラジン。キレイ…。その上、悔しいことに食事は絶品。「ピカソは大嫌い!」と思いながらも「でも、美味しい。でもキレイ」と、なんとまぁ、夫婦ともども複雑な心もちでした…(汗)
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