個人手配のリスク
5時間20分のディレイ!まずは、乗り継ぎ便の手配をしなくちゃ、NYNYのカジノホストBBさんに無理をお願いして取ってもらった「ピカソの予約は…」当然パー。ハーツのレンタカーの予約も午後1時30分なのに…どうしよう!こんな場合、ツアーなら、旅行社が手配をしてくれるので、人任せで安心してられるのですが、個人手配の場合は、自分でなんとかしなければなりません…。これが個人手配のリスク。今回は最初からついていない!
搭乗カウンターの方へ向かいます。たくさんの人が集まって、口々に不満を漏らしています。
「どないなっとんや!(関空ですから、当然大阪弁 笑)」「キャンセルするから、払い戻しはできるんやろうな」と怒気を含んだ声。「払い戻しが可能かどうかはお客様のチケットの種類によります。」と係員の女性が教科書とおりのお答え。「そんなもん、当然、全額払い戻しにきまっとぉやないかぁ!」と、別のおっちゃんが横から会話に参加します。
私たち夫婦は、うまく搭乗カウンターの列の先頭にいけました。係員のおねぇさんに「乗り換え便の手配はどうすれば…」と問うと。「今から、乗り換え便の手配をいたしますから、チケットをお渡しください。」とチケットを受け取ると「こちらのコンピューターからは操作ができませんので、あちらの方でやってまいります。少々おまちください。」とのこと。あら〜なんちゃってビジネスとはいえ、C席の威力でしょうか(笑)一人一人の乗り換え便の手配をしているのか、それぞれの列は前にすすまず、客の怒りはますます高まります。「鈴木様。乗り換え便の手配をいたしましたので、こちらのチケットをご利用いただいて…」と説明をしかけたその時!
「NW26便は、機材の手配がつきましたので、お荷物の移し変え等が済みしだい出発する予定です。ご搭乗は、別ゲート○○番です。1時間30分後に出発の予定です。乗り継ぎ便をご利用のお客様につきましては、ロサンゼルス到着後ノースウエスト係員がご案内させていただきます。」とのアナウンス。係員のお姉さんは「私も聞いてませんでした。それでは、このチケットを元にもどしますので」と言って、数分後チケットは元に戻ったのでした。
「さて、とにかく何をすべきか、ちょっと座って整理しよう」と恥ずかしながら動転気味の私は、嫁さんに言い、椅子に座りました。「1時間30分遅れだから、ラスベガスへ着くのが、3時くらい(この時点では、乗り継ぎ便が何時になるかによって、ベガス到着時間が異なるという点には気づいてなかったのでした…汗)。レンタカーのピックアップと空港からNYNYまでの時間を考えて、なんとかピカソの6時の予約には間に合うね。良かった。でも、レンタカーのピックアップの時間が遅れるから、ハーツに電話しとかなきゃ」「電話番号わかるの?」と嫁さん。「大丈夫、予約確認メールはこのワークパッド(PDA)の中に入っているから」自らの用意周到さに酔いながら自慢気に話す能天気な夫でした(笑)
ワークパッドの確認メールをみて、日本の予約デスクに電話して、ピックアップの時間を2時間ずらしました(本当は、乗り継ぎ便の時間によって、何時間遅れるか確定していないことに気づいていない能天気な夫でした。)。
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